ミクロの世界♪

カルテ
05 /24 2010
今日はあいにくの雨降りです。
知られていませんが、
動物病院はとても天候に左右されるお仕事です。
もちろん、雨の日は、来院数が激減します。
大型犬の来院はめっきり少なくなります。
(ということは、混んでいるのがイヤだという方は、
雨の日は狙い目です。それはさておき。)

ですので、こんな雨降りのときは、
部屋に籠ってやり残した(いや、溜まっている)、
いつもできない事務系仕事をしたり、
文献を読んで勉強したりできます。

今日は、時間があったので、
顕微鏡とニラメッコ。

RBC.jpg
これを見てすぐ何か判った方は、
そうとうマニア。

血液の中に流れる細胞です。
いわゆる赤血球とか白血球とかそういうやつです。
模式図や言葉ではよく見かけますが、
実際にこうやって見ることは少ないでしょう。

さらに見る人が見れば、すぐに哺乳類じゃない、
と気づきます。それは、赤血球に「核」があるからです。
哺乳類の赤血球には核がありません。

血液検査というものがありますが、
検査結果は数値だけのもの、と思っている方もいますが、
実際にこうして直接血液を観察して、
いま体の中で何が起きているか想像することもあります。

獣医師は動物もいろいろ見るし、
診察科目も幅広いので、
飽きないし、とても奥の深い仕事だと思っています。。
一方、その深さゆえ、迷い抜け出せなくこともしばしありますが(苦笑)

コメント

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Re: ミクロの世界♪

血液の細胞診・・・と聞くと、ついリンパ腫で亡くなった2匹を想ってしまいます・・・。
哺乳類ではないにせよ、「変形しているように見える細胞は、何かしら?」と無知な頭で思い巡らせてしまいます。

せんせー、今度は癌に効果のある治療を見つけてくださいm(_ _)m

私は常日頃、獣医さんとは本当に難しい仕事だと思っています。
飼い主さんの訴えを元に、言葉を話せない子の容態見極めなければならないのですから。
ましては、犬猫ならずエキゾチックアニマルまでと幅広く、治療や手術まで・・・(すごいです)

好きじゃやなきゃ出来ない、好きなだけじゃできない、お仕事・・・ですよね?!

これからも、宜しくお願いします。

Re: ミクロの世界♪

creaママさま

いつもコメントありがとうございます!
リンパ腫・・・・。つらい病気ですよね。
現代獣医学ではまだ不治の病です。
そうですね、私がリンパ腫の薬を発見したら・・。
できたらいいのですが。
でも、体力、気持ちが続く限りこの仕事を続けたいと思います。

Re: ミクロの世界♪

んー鳥だったらヘモプロテウスなんだがなぁ(笑)

Re: ミクロの世界♪

Kじま様

マニアックコメントありがとうございます。
今度、有核赤血球臨床研究会発足しましょう!

田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。