動物は変われど・・・・。

カルテ
03 /20 2010
「貧血」という言葉を聞いたとき、
どんな印象を受けますか?

おそらく大勢の方が、小学校の朝礼で倒れてしまう
あれを思い出すかもしれません。
「貧血で倒れる」
しかし、医学的な意味でいう「貧血」は結構深刻です。

「朝礼のあれ」は、やさしい保健の先生と
保健室の消毒された真っ白なベットで横になれば、
授業を1時間休む程度で回復しますが、
医学的な貧血はなかなかどうして、
簡単には復活しません。

貧血には大きく「血液が作られない貧血」と
「出血による貧血」の2つ別けられます。
どちらも大変です。

一時しのぎにしろ、
有効な治療を行うための時間稼ぎに
「輸血」を行うこともしばしばです。
動物種を問わず・・・・・。

lizardyuketu.jpg
130グラムのフトアゴヒゲトカゲ。
ドナーは私の飼育するトカゲで2ccの献血を行いました。
血管が細いため、大腿骨の骨髄に針を入れて、
そこから血液を送ります。マニアック治療です。

コメント

非公開コメント

Re: 動物は変われど・・・・。

トカゲさんの輸血、ドナー・・・それ自体すごく珍しく貴重な治療ですね。
だいたい一般の動物病院で爬虫類の輸血をしてくれる所、たぶんほとんど無いでしょう!!
先生の病院だから、そしてドナーとなれる動物をたくさん飼っておられるから可能なんですね。

ペットブームの日本なんだから、動物の血液バンクってあればいいですね。
特にワンちゃんやネコちゃんのオペなんて全国頻繁にやってるだろうし・・・

Re: 動物は変われど・・・・。

どうしてこのような状況になったのですか?
何か原因とされる問題はあったのでしょうか?
爬虫類に限らず動物は物言わぬ生き物ですからその治療も大変だと思います。
爬虫類にも血液型はあるんですか?

Re: 動物は変われど・・・・。

かおり様

コメントありがとうございます。
ま、珍しいには珍しい治療ですが、
ニーズも少なく・・・・(苦笑)。
そう、以前ワンちゃんの血液バンクってのがありましたが、
潰れてしまいました。
ま、経営が成り立つほどのニーズが昔はなかったのでしょうね。
今ならなんとかなりそうですが。

カズ様

コメントありがとうごじざいます。
この子は血液が作られない貧血でしたが、
詳しい原因までは不明です。
爬虫類の血液型は知られていませんが、
もしかするとあるかもしれませんね。
動物の血液型占いも出てくるかもしれません。

田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。