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選択するということ

カルテ
02 /02 2010
ハムスターは新陳代謝が活発で、
平均しても2~3年しか寿命がありません。

ということは、生まれてから死ぬまでの2~3年間に
日本人でいう80年分の生き方が凝縮されているのです。
ですので、ハムスターにとっての1日は、
日本人にとっての20~40日分に相当します。

病気の進行も人間の20~40倍のスピードで
進行するといっても大きな間違いではないでしょう。
よって、ハムスターは昔からよく病気の疾患モデルの
実験動物として扱われています。

ガンが巨大化するスピードもすさまじく、
お、出来たな、と思って、お仕事で1週間病院へ行けなかったり
するとみるみる大きくなったりします。

今日の患者さま。
ゴールデンハムスター。
最近、脚の付け根が腫れてきたとのことで来院。
いよいよはじけそうなくらいに巨大化しており、
これをどうにかしたいのであれば、
手術以外の選択肢がありませんでした。
hams1.jpg
自身の頭以上の大きさがあります。

高齢(2歳)でやはり緊張を強いられる手術でしたが、
なんとか摘出成功。
大きな傷口が痛々しいですが、
翌日には元気な姿を見せてくれました。

hams2.jpg

動物を飼われていない方の中には、
安価なハムスターに大金を払って外科手術まで!
と思われる方も多いと思います。

一方で、
野良ネコちゃんをタダで拾って、
病気のためにお金を使う方は沢山います。
ハムちゃんにとって1日長生きできれば人間の1カ月分の時間です。

これをどうとらえるかは、本当に飼い主さんの価値観にゆだねられます。
手術で痛い思いをさせて長生きさせるのは可哀想。
おっきなガンをぶら下げて生きるのは可哀想。
手術によって身軽になって、少しでも長生きしてくれたら嬉しい。
いろいろな考え方があります。

もちろん相談には乗ります。しかし、私が決めることでもありません。
飼い主さまがいるペットは、やはりは飼い主さまが選択すべきことです。
一生懸命悩んで、決めていただければ、
私はそれに従って一生懸命仕事をこなすだけです。

書いているうちに、
なんだか説教くさくなってしまいました。
スミマセン・・・・。


コメント

非公開コメント

Re: 選択するということ

私はハムスターなら ゴールデンが1番好きです。20匹以上育てました。 
大往生した~という仔は残念ながらおりません。最後はいろいろであっけないお別れだったり 病気で逝ってしまったり・・・。
2歳前後になると だんだん老いてきましたね。
いつも考えたことは どうすればできるだけ苦まないで 楽に逝かせてあげられるかということでした。 

このおばあちゃんハムちゃん 元気になってよかったですね。
1日でも長く元気でいてください。

Re: 選択するということ

手術成功で良かったであります。ハム殿は痛い思いをした後でも可愛い顔でありますな。
2~3年の寿命でもこんなに大事にしてもらえるのは幸せであります。
我輩の愛蛙チビクが浮腫症候群でお世話になった時も先生は同じようなお話をしてくれましたな・・
チビクは亡くなりましたが、あのお話は我輩がペットと暮らす心構えを決めることとなり感謝してるであります。

Re: 選択するということ

似てますね・・ 
可愛いお顔。元気な手足もうれしい・・よかったね。。

自分が決めるべきコトだから、悩み迷っているときが一番苦しい・・そんな時、説教を聞くのは嫌いではありません(笑)
後悔も迷いも存在しない選択は初めてです。その決断に出会えるまで、思い出すだけでこみ上げるモノがありアドレナリン沸騰です。感謝は絶えません。

私も思いましたよ。ミルちゃんわらわら10羽分だ~って(^^;; 
10羽分のエネジー搭載でFF!どこまでも走れそうです(^^)

Re: 選択するということ

うちの子分(飼い主)みたいに迷わず決断するのは珍しいんだね。
でもそれは先生がどこからどう見ても信頼できる、
なんというかオーラがあるからなんだってさ。
決断できるかどうかはやっぱお医者さまの存在感で決まるんだ、おかげでおいらも安心して身を任せたんだ。
ハム君もきっとそんな風だったから縫い後も笑顔なんだよー!よかったね♪
小さくても大事な命、これからも元気で走ろうねー!v-253v-253

Re: 選択するということ

本当に判断を必要とする時に、的確な情報をいただけること、
そしてその子のために頑張ってくださると思える
先生がいらっしゃることは患者としてはありがたいことです。
これからもよろしくお願いいたします!

ベルツノ娘大福が田園調布を訪れたのは、約2年前。 弱りに弱った大福。私の誤った餌食のせい(涙)今の立派なメタボちっくな大福が存在するのは、あの日の先生の熱い(笑)諭しがあったから。
ベルツノにはマウスです!!!!!!!※田向先生と同じくらいの知識を持ち、しかしながら、マウス以外の餌食をしていらっしゃって、その方のベルツノちゃんが、スクスク育っていらっしゃるなら_ゴメンナサイ。←私の個人的意見です(^_^;)    皆さんがおっしゃっていたように_ 先生を、そして田園調布の(感じのイイ♪)スタッフさんを、他のどの病院よりも選んで(選択!)通院しとります。
本当に、先生の病院を選んでヨカッタ♪

Re: 選択するということ

皆さま、沢山のコメント本当にありがとうございます!

leekunさま

ハムスターの人生は、人間の人生の縮図です。
どう生まれて、どう生きて、どう死んでいくのか、
それを間近で感じるか感じないかで、
その後の自分の生き方さえ変わりそうですよね。

ナオキチさま

人間はペットをエゴで飼う以上、
責任をもってその動物の道しるべにならなければ
いけないと思っています。
私はただの道案内程度しかできませんのでね。
実際、歩いて選ぶのは飼い主様ですよね。

RANKOさま

動物と向かい合って命を感じると
人間の無力さを感じますね。
また、ミルちゃんと病魔の闘い、
一緒に頑張りましょう。

の↑!さま

皆さま、なかなかお悩みになりますよぉ~。
いいんです、悩んで。
悩んで結論出して、後悔しない選択であれば。
本当にそう思いますよ。

hiro@azumahiki さま

的確な情報の開示には極力努力していますが、
ときにそれが、飼い主様の心を傷つけるような
言い方や情報であったりもします。
それがなかなかしんどくもありますが、
こちらも気持で負けないよう、頑張りますね。

大福母さま

大福は来院当時、干からびた10円まんじゅうでしたが、
無事、お名前どおり大福に変身しましたね。良かったです。
可愛いと思って買う、飼うそういう心はすごく大切。
飼ったら勉強してちゃんと飼うのはもっと大切です。
知らぬは罪ですからね、動物にとっては。
長生きさせてくださいね。





田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。

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