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マニアックな難病です。

カルテ
12 /28 2009
リス科の動物に特有の病気で、
特にプレーリードッグ飼いの方がとても恐れている病気があります。

その病名はOdontomaもしくはPseudodontomaといいます。
日本語では、オドントーマ、オダントマ、歯牙腫、仮性歯牙種とも呼ばれます。

プレちゃんには4本の大きな前歯がありますが、
何らかの刺激によって、歯の根っこがお団子のようになり、
その上を通る気道をふさぎます。
大きくなるとだんだん気道が狭くなり、最終的に窒息して死んでしまう
残酷な病気です。

今でこそかなりプレちゃんの数が減ったので、
その病気に出会う機会は減りましたが、数年前までは日常的に遭遇する難病でした。

世界中の獣医師が、その病気の治療法を編み出そうとしましたが、
いまだ決定的な治療法は開発されていません。

抗生物質や消炎剤、吸入による薬物投与なども行われますが、
基本的に物理的な空気の通過障害なので内服には限界があります。

で、どうするか、というとその原因の歯を抜くか、
別の空気の入り口を作るか、ということになります。

これが抜いた歯です。
odantoa2.jpg
上は軽度で下に向かって歯の根っこの団子が大きくなっています。
これが気道をふさいでいくのです。

手術で新たに空気穴をあける方法もあります。
odontoma1.jpg
可哀想な感じもしますが、
この穴こそが息をするために欠くことが出来ない空気穴になります。

ともに有効な治療っぽく思われますが、
これでも、まだまだ未開拓で決定的な救済方法がない難病なのです。

動物が変われば病気もいろいろ変わります。
一生勉強しても追い付かない感じもします……(汗)




コメント

非公開コメント

Re: マニアックな難病です。

鼻の穴はチョット痛そうでありますな・・
さっきテレビで人間のためのスーパードクター特集をやってましたが、先生は動物界のスーパードクターであります!
今年も沢山の動物達が救われましたな・・動物代表として感謝するであります!
来年もよろしくお願いします。
我輩、これから台湾にカエルに会いにまいります。(水が綺麗でカエルが沢山いるところがあるらしいです)
先生もどうぞ良いお年をお迎えください!

Re: マニアックな難病です。

さまざまな病気があるのですね。
命は未知数ですね。
鼻の穴は、痛々しいですが、愛嬌があって、生命力を感じます^^

うちのユメ太くんも、年内に先生に診ていただきたかったのですが、
私が時間がとれず、来年になりそうです。

ウーパールーパーも石飲んじゃって、まだ出てこないようですし・・・

命あるのもに触れていると、毎日ハラハラどきどきです。。

来年もよろしくお願いいたします!!

Re: マニアックな難病です。

ナオキチさま

コメントありがとうございます。
って、もう台湾ですね!
カエルに会えたでしょうか?
お褒めの言葉はありがたいのですが、
私はまだまだです。
これからも努力していきたいです。

根本真実さま

コメントありがとうございます!
ゆめ太くんも元気であればいつでも大丈夫です。
お忙しいようでなによりです。
ウーパーちゃんも元気であれば、
時間あるときにでもご相談くださいね。




田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。

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