珍獣!?

動物
01 /27 2014
あるときこんな細長い、またタヌキのよううな顔をした動物がやってきました。
身体検査を終えた私は、この動物がとても珍しい
珍獣であることに気づきました。

ferret1.jpg
イタチ?と思った方は、ノーマルの方。
カワウソ?と思った方は、あまり動物を知らないかもしれませんね。
で、普通のフェレットじゃん!と思った方は、
拙ブログの熱心な動物をよく知っている読者さんだと思います。

そう、この動物はイタチ科に属するフェレットという動物です。
フェレットはもともとヨーロッパケナガイタチというイタチの一種を家畜化した動物で、
今では、海外や日本でも人気のペットです。

で、このフェレットさんがなぜ「珍獣」というかというと…?

ひっくり返してみました。
ferret2.jpg
お、おまたに、なんとタマタマが2つ…!!

何故?と思われるかもしれませんが、
実は日本でペットとして飼育されるフェレットの99%以上が
海外で去勢手術を施されて輸入されてた個体ですので、
このようにタマタマがついているのでは
とてもレアなのです。
よって珍獣認定です!

人と動物の病気

カルテ
01 /15 2014
新年になりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!


厄年ですが、さっそくですがいつもの感じで。

人間も寒さなどで体調を崩すことが多くなってきます。
特に、空気が乾燥し始めると、ウイルスなどの感染性疾患に
かかってしまうことがあります。
いわゆる「風邪」もウイルスが主な原因で、
呼吸器症状を引き越します。
くしゃみや鼻水などがそうです。

そこで、この時期
「先生、人間の風邪はウチのわんこにうつりますか?」
「先生、うちのにゃんこ、どうやら私の風邪がうつったようです」

のようなことを診察中に聞かれたり、電話での問い合わせが増えます。

では、実際にどうか、と言いますと、
人間の風邪やインフルエンザは犬猫にはうつることはありません。
また、その逆で、犬猫が咳や鼻水をしていたとしても
人間にうつることはほぼありません。

動物と人間の共通の感染症を
「人畜共通感染症」「動物由来感染症」「ズーノーシス」と
言ったりしますが、それについてあまり
知られていないようです。

犬猫は、家畜化されての歴史が長く、
また、人間と共通の病気をもつことが少ないために、
ペットとして、家庭内で一緒に過ごす動物として安心して
飼うことができます。


しかし、まれですが、人間にうつる病気をもっていることがあります。
こんな可愛い猫ちゃんにいったいどんな病気があるのでしょうか。
catfungus1.jpg


よく見ると、右足先が円形に脱毛しています。
catfungus2.jpg
こんな具合に。

この脱毛は、皮膚糸状菌と呼ばれるカビの一種が感染しています。
このカビは、人間にも感染して、皮膚を円形に赤くさせます。
ただ、健常な方にはすぐにはうつりませんが、
子供さんやお年寄りは注意が必要です。
ただ、むやみに恐れることもなく、しっかりとお薬を使えば、
3週間くらいで完治します。


このように、動物→人間、人間→動物へというような病気は、
犬猫以外の動物は詳しく研究されていないことが多いですので、
特殊なペットを飼われる方は、節度ある距離で飼育することも必要かもしれませんね。






田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。