お詫び

未分類
10 /22 2012
なかなか、更新ができません。
楽しみにしているかた、コメントの返信のお待ちの方、
すみません。(必ず返信します)

tanzawa.jpg
もろもろの目途がつきましたら
またババーンっと復活しますので?
しばしお待ちください!

田向健一




悪食♪

カルテ
10 /15 2012
某月某日。

親子の飼い主さんがいらっしゃいました。

飼い主さん「カエルなんですが、敷いていたマットが見当たりません(汗)。
      きっと、きっと……たべたかもです(汗)」


わたし「そーですか、では、触診させてください。」

    もみもみ、ふにゃふにゃ、なでなで♪

わたし「きっと、これ入ってますよ。出さないとまずいですねぇ」

飼い主さん「そーですか、やっぱり…。お願いします」

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麻酔を入れた液体に浸し、さらに、お布団攻撃で背後からも湿らせます。
両生類は皮膚から薬物を吸収し、麻酔状態になります。





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で、お得意の、「経口腔食道アプローチによる異物つり出し術」を実施。
おおーー、大物!
とったど~!
(と、ふざけて書いていますが、実はこの手技、開腹手術より、
  高度なテク?コツ?が必要なんです)



tuno3.jpg
最後は記念写真♪
パチリ♪
もう食べちゃだめよ。

それにしても、よくもまあ、これだけのものを飲み込んだと感心するばかりです。
ときどき、お正月につきたてお餅をツルツル
一気食いする方がいらっしゃいますが、
そういう感じなんでしょうか…。



難しさは

カルテ
10 /06 2012
いろいろな動物のいろいろな手術をしてきましたが、
腫瘍外科は、同じものが二つとないので、
そのつどそのつど作戦を変えないといけません。

しかし、やる前から作戦を練るのではありません。
(なぜなら、メスを進めているうちに腫瘍の見え方が変わってくるからです)
よって、メスやハサミをいれつつ、柔軟に臨機応変に
敵(腫瘍)を体躯からサヨナラしてもらわないといけません。

そして、うまく腫瘍にサヨナラできても、
切り取った部分を最後に皮膚で覆い被せないとフィニッシュになりません。

巨大な腫瘍の場合は、腫瘍を切除するより、
皮膚の再建のほうがはるかに難しいことがよくあります。

今回の症例はこちら。ラットちゃん。
体側に巨大な腫瘍。
(ここにおいては、なんでここまで、
などと野暮なことは言わないでください。)
rat1.jpg
これ、取れるんか、と正直な気持ちでした。
もちろん術中死、術後死も十分に考えられました。
なんせ、この中にも有象無象の血管、血液が入っていますし。

以下術中写真ありです。注意。







rat2.jpg






腫瘍はなんとかサヨナラしましたが、
体の皮膚の約1/3を失いました…。
ちゃんと皮膚を寄せれるか大きな大きな課題でした。

裁縫の型紙、紙箱の展開図よろしく、
あっちに切れ込み、こっちに切れ込みいれて、
皮膚を引っ張ったり、ずらしたりして覆っていきます。
50針以上縫いました。


1週間後
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術前より元気になりました、と嬉しい報告を受けました。


何が言いたかったといいますと、
場合によっては、摘出よりも縫うほうが大変だということです・・・・。

田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。