モグモグ

動物
08 /28 2012
モグラに魅かれます。
自在に地下にトンネルを作り、
その中で一生を過ごす。

水中には水中の世界がありますが、
(これは、スクーバダイビングなどで知れますが)
地中には地中の世界があるはずです。

しかし、なかなか、我々人間はモグラレベルで
地中を知ることができません。

もちろん、漆黒の闇の中。
何も見えませんので、目はほとんど退化
(退化というとマイナスイメージですが、これもまた退化という「立派な進化」なのですが)
してしまっています。
mogu.jpg
我々の生活は、目から得る情報がとても多いのですが、
彼らはそうではありません。

mogu2.jpg
潜ることに特化した結果、手はシャベルのよう。
あとは繊細な鼻と触覚器官としての全身の皮膚から得る知覚だけで
世の中を認識して生きています。

目が見えない、ずっとトンネル生活でも、
彼は彼らの世界がちゃんとあって、不平不満もいわず、
もちろん、モグラ同士の抗争はあるでしょうが、
生まれてから死ぬまで土の中でモグラライフを全うするのです。

人間と同じ哺乳類だというのに、いったいどんな感性で生きているのでしょう。
モグラから学ぶことも多そうです。



あんまり

カルテ
08 /21 2012
こういうネタはこの場では、
すべきではない、というかしたくはないのですが…。

catdermatitis.jpg

毎年、ある時期のある場所の周辺で、
こういった背中に大きな傷があるネコちゃんが見つかります。

このようなネコちゃんを初めて警察官が連れてきたときは、
よくわからず、人為的なものなのか、なにか皮膚病なのか判らなかったのですが。
人為的なものとして見たい方々の意見と、
獣医師としての客観的な目をもちたいという意味で、
慎重に診て意見をしました。

しかし、
何匹か診ているうちに、おそらく、何かの薬物や何かをかけたんではないか、
と思うようになりました。
警察官は、なんの薬物か、と聞いてきますが、獣医とはいえそこまではわかりません。
真相は、やった人とやられたネコちゃんにしかわかりません。

もし、これが本当に人間がやっていることとしたら、
とても、残念なことですね。
前提として、ネコちゃんが可哀そう、とかそいうこともありますが、
それ以上に、そういうことをしてしまう人間の性のようなものを
感じずにはいれません。

ネコにとってみれば、いい人もイタズラする人も同じ人間にしか見えません。
いくら、人間が人間を糾弾したとしても、
それは、こちら側(人間側)の都合なんです。

動物界は人間を1種類の動物としてしか見ません。
このネコちゃんは、保護した方も獣医に対しても人間として見ているんです。
そういうことなんです。



こういうネタは、いろんな意見が出そうですが、
私が対応できなさそうなので、今回のコメントなしです。
心の中で、コメントつぶやいてください。すみません。

最後に、一つ、救いの話を。
この猫ちゃんは、初診時、瀕死でしたが、
今ではすっかり元通りにしています!




80歳になっても

モノ
08 /14 2012
この世の中、デジタル化がどんどん進み、
すごいスピードで時間が経過していきます。
パソコンなんて、1-2年でものすごいスペックに変化して、
ここは何処、私は誰、すぐに浦島太郎状態になちゃいますね。
ケータイもしかり。

私はこう見えても?(そのまま?)アナログ系なので、
どちらかというと、変わらないもの、
変えようとしない頑固さも好きです。

montbranc.jpg
この万年筆は、学生時代、いまから16年くらい前に
アルバイト代をためて買いました。
万年筆はモンブラン製、インクはパイロット製のブルーブラック。
作家を目指していたとか(笑)、そういうことは全くなく(というより獣医大生でしたし)、
単に、ずっと隣にいてくれる親友のような筆記具が欲しかったのです。

もう、20年近くも経つのに、その輝きや存在感は色あせず、
むしろより一層、愛おしい存在になっています。
パソコンなんて、その間に何台買ったことでしょう。
1台1台パソコン君とも短期的にはお友達になりましたが、
記憶に残るような親友の1台はありません。

デジタルがハードだとすれば、アナログはハート。
デジタルは電源が無ければ、情報が古くなれば、なにもできませんが、
アナログは心さえあれば、ずっと生き残りますし、何度も蘇ります。
きっと、この親友は80歳になっても一緒にいることでしょう(私が生きていれば、ですが)。

そうは言っても、私も原稿など全ては、こうしてパソコンを使って
書いてしまうので、親友の出番はめっきり、というかほぼありません。
時々こうして眺めて、インクを入れたり出したりして楽しみます。

さ、30代最後の年、たまには彼を使って何か書こうかな。
いよいよ書くモチベーションが上がってきました。


追伸:お盆も休みなく通常通り診療を行っております。






ときどき

未分類
08 /07 2012
夏の雲はいい。
紺碧な空に遠慮なく浮かぶ大きな雲。
時とともにゆっくり形を変えながら流れていく様は、
小さなことは気にしないで行こう!とでも語りかけてくれているよう。

セカセカ、ヨロヨロ、目の前の足元しか見れずに生活をしている方は、
ちょっと空を見上げて青空に浮かぶ雲をときどき眺めてみるといいかもしれません。

cloud.jpg
かくいう私も休みの日にはぼーっと雲と話をしてみたいと思います。

業界の分類

カルテ
08 /04 2012
どうでもいいことなのですが、
世の中、いろいろな業界がありますが、
その業界業界で、ごく当たり前のことが、
一歩ひいてみるとすごく当たり前に思えないことがあります。


臨床獣医(生きた動物の治療する獣医師)の業界には大きく分けて
2つの分野があります。

一つは「大動物臨床系」と言われるもの。
これは、牛馬豚など、いわゆる家畜的な産業動物を診る分野。
 
もう一つが、「小動物臨床系」と言われるいわゆるペットを診る分野。

皆さんは、小動物臨床と言われると、思わず、小鳥やハムスターを
思うかもしれませんが、我々獣医の世界では、小動物というと犬猫を指します。
(牛馬に比べれば小さいとの意味で)

そして、犬猫以外のペットは、小動物臨床系の中ではエキゾチックと呼ばれます。




ではでは、これらは、何系に分類されるのか。
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つづいて、
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ともに、他のペットと同様に可愛がられ、
犬のようにリードがついています。


これら動物も獣医業界で分類した場合は、
たぶん「小動物臨床系」に分類されるんだろうと思います。
なんとも齟齬がありそうな感じもしないでもないですが。。。



田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。