うさぎも

カルテ
02 /29 2012
当院では、うさぎの診療を積極的に行っていますが、
高齢化に伴い、やはり、うさぎも腫瘍が増加しています。

特に未避妊のメスは、子宮や乳腺の腫瘍がよくおきます。
ここでおさらいですが、腫瘍とは、イコール、ガンではありません。

腫瘍は簡単にいうと、「できもの」です。
その中で悪性のものを、通称、ガンと呼びます(厳密にいうと、ホントはもっとややこしいのですが)。
ですから、腫瘍ができた、というだけで、それほど悲観することはありません。
それが、ガンかどうかが一つのポイントです。

うんちくはさておき。

うさぎの乳がん。
rabbitmgt.jpg

乳がんは乳腺組織にできるので、
一つできると連なってで出来る傾向にあります。
よって、あまり、その数が多い場合は、ほとんどの乳腺を取ることになります。

rabbitmgt2.jpg
この子も、あまりにしこりが多かったため、全摘を選択されました。
無事、長い手術も耐えて、今は元気に暮らしています。

一昔前まで、うさぎは全身麻酔をかけると死んでしまうのでやめるべき、
という考えが多かったのですが、
獣医学の進歩(検査や薬剤や麻酔などの研究、向上)によって、
適切に、体の状態を把握することで、
よくわからず、踏み込めなかった病気を治療できることがあります。



しかし、この子がうまくいったから、他の子が大丈夫とは限りません。
そのためには、早期発見と見極めがとても重要だと思います。

今日は雪で、すこしスローだったので、長くなりました!



すみません

未分類
02 /26 2012
2月に入り、いろいろなことが重なり、
挙句に、風邪をひいてしまって、
ろくに更新ができていません・・・・。

今日は、両生類界きっての癒し系キャラ
タイガーサラマンダーでお許しください。。。

tiger1.jpg
目ちっさ!
まさに目が点!

フェレットの前立腺

カルテ
02 /12 2012
久々のマニアック手術シリーズ。

フェレットは、3歳以上になると、
副腎の病気になりやすくなります。
副腎は、腎臓の横にある小さな臓器です。

そこから、いろいろなホルモンが出ていますが、
特に、男性ホルモンは、オスのフェレットの前立腺の病気を引き起こします。

前立腺が腫れたりすると、おしっこが出にくくなり、
ほっておくと、腎臓病になって死んでしまいます。

そこで、副腎の治療を行いながらも、
おしっこの通り道を確保しないといけません。

前立腺でおしっこがどうにも出ない時に、
尿道をお尻のわきに直接開ける方法が知られていましたが、
術後に狭くなったり、イマイチ成績がよくありませんでした。

あるとき、いい作戦を考えました。

ferretaenritu1.jpg
術中、おしっこの出口の穴にカテーテルを通しています。
尿路を確保する普通の光景なのですが。


手術を終えても、
ferretaenritu3.jpg
普通に尿道カテーテルが設置してあるだけなのですが。

これには裏がありまして…。
ferretaenritu2.jpg
術中のおなかの中を見てみると、カテーテルは、前立腺、尿道を介さず、
すぐに膀胱に入っています。
すなわち、おしっこの穴と膀胱をつなげました。
名付けて、「膀胱包皮吻合術」。
術後、数日でカテーテルは抜きます。

この方法で、狭くダメになった尿路を迂回します。
おしっこもちゃんと、おしっこの穴から出て見えるので、
見た目もグッド。

マニアックすぎで、わかる人にしかわからないネタでした。




たまには

未分類
02 /03 2012
yuuyake.jpg

昨日の夕方に撮った写真です。
夕暮れ時、空の赤と青のコントラストがとてもきれいでした。

写真のテクはありません。
ほんと、この写真のまんま見えました。
左に小さく見えるのは、今流行りの(?)、スカイツリー!
なんかFacebook風だ(笑)。

自然美はいいですね。

田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。