今日は

動物
04 /29 2011
何の日?
4月29日。
「昭和の日」それもそれで正しいですが。

私の意図するところ、きっと誰もわからないでしょう。

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「カエル救済の日」
The save the frog Day ! だそうです。
カエルの日と言えば、日本では6月6日が有名ですが、
海外ではこんな日があるそうです。
しかも、これに関連して世界中の116個所でイベントがあるそうです!

むむむ!

採血!

カルテ
04 /27 2011
動物病院では、治療や検査を行って診断する行為が行われます。
特に、言葉を話さない動物には、検査を使って
客観的にその動物の状態を知ることをします。

よく行われるのが血液検査です。
血液検査を行うには当たり前ですが、
血を採らなければなりません。
採血です。

動物によって採血する場所は変わります。
犬猫は通常、四肢から採ります。
しかし、ミニチュアダックスは獣医泣かせです。
足が短かく、採血できる血管が限られるからです。
新人獣医師とってミニチュアダックスの採血は毎回ドキドキです。

ウサギはというと、ウサギの特徴である
耳からとることがあります。
ウサギの耳にはいくつかの血管が走っています。
そこから採るのですが、細くてよく見えないときには、
裏からペンライトを当てて透かして確認します。
こんな具合に。。。
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動物が変われば処置の難易度や方法が変わります。
なかなか、一筋縄にはいきません。
器用でないと出来ませんねっ。

QOL(生活の質)

カルテ
04 /20 2011
高齢になると腫瘍ができやすくなるのは
人間も動物も同じですが。

犬の寿命は一般に13~14年と言われています。
もちろんそれより短かったり、長かったりしますが、
だいたい、平均的、感覚的にそれくらいだと思います。

腫瘍の中には、急に出来るのではなく、
数年かけてジワリジワリと
大きくなるものがあります。

特に高齢の動物の場合、多くの方は、
「高齢だから、寿命だから、麻酔が…」という
理由で先延ばしにされることが多いのですが、
いよいよになってから、「何とかして欲しい」という依頼もあります。

そのいよいよな状態で手術を行うのは、
こちらとしても、本当に安心感がありません。

今回の「いよいよ症例」はともに高齢の雄、未去勢のワンちゃんです。
さすがに私もその年齢とモノにひるみました。


尻尾にコブシ以上の大きさの腫瘍が出来た15歳シーズ。
腫瘍から出血をずっとしていたそうです。
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術後。
尻尾は失いましたが、重い腫瘍をぶらせげていた時期よりは
顔も穏やかになった気がします。
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睾丸の腫瘍は数年前から知っていたが、
経過観察して気づいたらこの大きさまでになった14歳ラブラドール。
触るととても痛がりました。
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術後。
女の子になりました。
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ともに若い時に去勢をしておけば予防はできたのですが、
それを言い出せば、「後だしジャンケン」の理論ですので、
私は目の前の動物を助けるだけです。

確かに、寿命年齢に達しているものに麻酔をかけ、
リスクの高い手術を行うことにいろいろな意見があるかもしれませんが、
痛かったり、化膿したりして生活の質がとても低い場合、
残りの短い人生(犬生)が少しでも快適に過ごせるように
精一杯のお手伝いをするのも獣医師の仕事だと思っています。

二枚歯

カルテ
04 /17 2011
サメの歯は抜けやすい半面、
抜け落ちると裏に控えていた歯が前に押し出され、
常に新しい歯が揃っているように進化しています。

また、数列にわたる歯は、
獲物を捕まえたときに逃さない、という役割ももっています。

先日、この特殊な歯をもった哺乳動物を診ました。
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上あごの歯は2列になっています。

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下あごの歯も2列、犬歯(牙)も2本づつ。
なんとも凶暴そうな雰囲気。

では、この動物の姿は…。
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可愛いヨークシャテリアでした。

いいえ、この子が2枚歯の凶暴というわけではなく、
「乳歯遺残」という子供の歯が正常に抜け変わらず、
大人の歯と並んで2列になってしまったのです。

小型犬に多くみらます。
おそらく、犬の品種を作っていく中で、
より小型に向かう過程で、野生の性質(より野生らしさ)が薄らいでいって
しまったものだと思われます。

この子はちゃんと抜歯をして、
きちんとした歯並びに戻す治療を行いました。

中国産

動物
04 /13 2011
世界には沢山の犬が飼われています。
起源はオオカミからと言われ、
人間の生活を守り、ともに共存していた動物です。

そう考えると、現代の人間の文明も、
犬の恩恵を受けてここまできたのかもしれません。

そして、いま世界中には何百種類(700~800品種)もの
犬がいると言われています。

東京で開業していると、犬種図鑑でしか
なかなか見れないような犬が時々来院します。

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病院だからといって皮膚病で毛が抜けてしまったわけではありません。
チャイニーズ・クレステッドという品種の犬です。
頭と尻尾に毛がちょぼちょぼ生えているだけ。
それが正常。

哺乳類はフサフサがカワイイという方にはなんとも
言えないかもしれませんね。
中国で作られ身分の高い方が飼っていたそうです。

この子は、椎間板ヘルニアの手術を行ったのですが、
普通、手術の前に、術野の入念な毛刈りが必要なのですが、
この子に限っては、背中に毛がありませんので、
消毒だけですぐに手術の準備が完了しました。

が、いざ、手術になるとなんか人の皮膚を切開しているようで、
メスを入れるのにすこしドキドキしました。

動物はいろいろいるから面白いですね。





トキオ?

未分類
04 /11 2011
カメの手術方法を考案して、
ピップエレキバンに似ているため、
PE法と洒落?(本人は本気)で名付けました。

以前のブログにも書きましたが、
それが幸運にもアメリカの雑誌に取り上げられました。

その後、ポーランドでも紹介したいとのオファーがありました。
今日、その雑誌が届きました。

私の写真が表紙の一部を飾りました。
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あ、右の手術をしている人ではありません(笑)。
左下のカメの写真(ちいさ!)。
(欲を言えば、ピップエレキバン状態の写真が良かった…。)

掲載文を見てみると…。
ポーランド語オンリー。
解読不能。。。
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しかし、名前だけは解りました。
東京がTokioに。
トキオ。
あのトキオは…東京?

さておき、遠くの国で評価されることはとても嬉しいことです。

鳥、禽、鶏?

カルテ
04 /09 2011
猛禽類は字からして獰猛な感じですが、
こうやって素足を挙げている姿はなんとも可愛い感じ…。
鳥を手術する時には、毛刈りではなく、羽抜きをします。
この鳥のブツブツが気持ち悪くて鶏肉を食べれなくなる人が
結構います。

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羽を処理して、消毒薬をかけると、
何かに見える??
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骨折の手術は創外固定で行いました。
まさに手羽先に竹串をさしているよう・・・・。
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この後、無事、骨折の手術は成功しました!

本の紹介2冊

未分類
04 /02 2011
図書館ニュースに関連して…?

本来、外に向かって動いているのが好きなのですが、
こういった仕事をしているとなかなか
野外へ出かけて内なる心を震わすことが出来なくなりました。

ですので、寝る前のひとときに本を読んで
頭の中だけでも大自然の冒険へ出かけます。

この2冊はともに自然を舞台にかかれたノンフクションです。
『空白の五マイル』 角幡唯介 集英社
『凍』 沢木耕太郎 新潮社

山や河の中で壮絶な状況に追い込まれながらも、
圧倒的な精神的パワーでピンチを脱します。
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「山なんて、なんで、わざわざ死んじゃうようなところへ行くの?」
と思っている方は読んでみるといいかもしれません。
冒険家の内なる衝動を垣間見ることができると思います。

登山の専門用語も出てくるので、読み込むのに少し
難しいかもしれませんが、それを差し引いても充分楽しめるのではないかと思います。

お時間のある方はぜひぜひ…。



すっかり

未分類
04 /01 2011
先日、「図書館教育ニュース」という
中学、高校の図書館に貼る壁新聞の取材を受けました。

さまざまな動物を診療する人、
ということで選ばれたそうです。
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普通の動物病院として、
別に珍獣ばかり診ているわけでもないんですがねぇ~。
しょうがないのですかねぇ~。

でも、これをみて珍獣ドクターを目指す中高生が
増えてくれるといいです。

田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。