嬉しないただき物2品

モノ
02 /27 2010
病院をやっていると
皆様からいろいろな物を頂きます。
本当にありがとうございます。
感謝してしております。
この場を借りてお礼申し上げます。

ま、中には変わったいただき物もありますので
少しご紹介します。

これは薬屋さんのキャンペーンで頂いたものです。
ジャン♪
「ノミ」の成長過程フィギア。
nomi.jpg
上からノミの成虫、ノミの幼虫、ノミの卵。

気味悪い感じがなんともナイスな一品。
ノミの怖さを伝える販促グッズとでもいうのでしょうか。
しかーし、これをもってどう飼い主様にノミのことを説明し、
どうノミ予防薬を買っていただくのか意味不明。
その微妙な感じがツボにはまりました。
私の宝物決定!


その二。

「せんせー、うちの子が食べる缶詰、たくさん買っちゃったから、
せんせえに少し差し上げます。使ってやってください。」

ということ。
ま、動物病院ですので、
動物の餌関係であることは間違いない様子。
缶詰って仰ってるし。

ジャン♪
コオロギの缶詰!
koorogi.jpg
蓋をあけてみると、死んだコオロギ一杯!
しかも生タイプ!

が、裏の解説を読むと新鮮なまま茹でて缶詰にしたものだそう。
だとすれば、「生」ではないよぉ。
「ボイル済みコオロギ」とでも言うのでしょうか。

しかも、「残ったら必ず冷蔵庫で保管して下さい。」と書いてある。
って、一般のご家庭でこれを冷蔵庫に入れることが許される
家庭はあるのだろうか、と余分なことを考えます。

いずれにしても、当院にはこの缶詰の中身を
好む動物が多数いますので、私としては大変助かります。
これもまた、感謝感謝の一品です。

久々アマゾン♪

未分類
02 /26 2010
アマゾンの危険生物シリーズ。

アマゾン川の恐怖の魚と言えば、
ピラニアですよね。

もう一種忘れてはいけない魚がいます。
カンジルです。
別名吸血ドジョウと呼ばれることもあります。
カンジルにはいくかの種類があり、
エンピツくらいからフランクフルトほどの大きさのものもいます。
基本的にツルっとした細長い身体をしていて、
眼はほとんど見えていません。

このドジョウ、魚の傷口やエラぶたに向かって、
突進し、回転して筋肉を食いちぎり穴を開け内臓を食べていきます。

人間の目玉や口や大事な部分に入り込んでいくとも言われ、
インディオの女性たちは、洗濯などの時には、
陶器製の貞操帯よろしくタンガと呼ばれる蓋を装着して川に入るそうです。

私は、この魚がウジャウジャいる濁流で水泳を楽しみましたが、
幸か不幸かお口にもお尻にもこの魚が入り込んでくることはありませんでした。

canjiru.jpg
こちらも参考までにぜひどうぞ。

お薬のちょっとまじめな話

カルテ
02 /23 2010
動物病院は薬局も併設しています。
薬剤師の仕事もこなします。
で、薬のお話。

飼い主様からよく、
お薬が「強い」「弱い」という表現をお聞きします。
「薬が強い」「身体に負担になる」とか。

しかし、漠然と「強い」「弱い」「負担」と聞かれても、
なかなか客観的な判断が難しいのです。
「私は喧嘩が強い」というのと同じです。
何をもって「強い」のか。

お薬は基本的には化学物質です。
したがって、一度にたくさんの量を飲めば身体にとっては
とても「強く」副作用をもたらします。
極端時には毒に変化します。

これは、水とて同じこと。
一気に水を10リットル飲むと中毒死します。
砂糖を一気に1キロ食べても死んでしまいます。
一方、どんなに下戸の方でも、お酒1滴では泥酔しませんよね。

要するに、お薬の強い弱いは、
体重当たりどれくらいの量を飲むか、
ということにかかっています。

人間であれば、通常、お薬は1回1錠とか1袋とか相場は決まっています。
これは人間にあまり大きさの差がないからと仮定しているからです。
われわれ獣医師は、数グラムの動物から数十キロの動物まで
さまざまな大きさの動物を診療します。

ですので、たいてい、お薬はその都度電卓を使って計算して作ります。
獣医学書を読めば、体重1キロ当たり、この量を飲ませなさい、
と書いてありますので、よほどのことがない限り、
特異体質でない限り、お薬が強くて調子を崩すということは殆どありません。

もし、お薬の強さが気になる方がいらっしゃるのなら、
お薬の名前と飲んでいる量が判ると客観的にそれが
強いか弱いか判断できます。

お薬の種類だけでは、強弱の判断が全くつきません。
ですので、出されたお薬の強さや副作用が気になるのであれば、
お薬の名前と量をチェックして教えてください。
そうすれば、セカンドオピニオンも可能です。

drug shop
動物病院で使うお薬の8割は人間薬です。
動物専門薬は人間薬と比べると種類は少なく高価になります。
人間ほどニーズが少ないからでしょう。

健康一番。

未分類
02 /21 2010
先週初めからインフルエンザに罹り、
高熱と咳鼻水に襲われておりました。
なおかつ、週末には大学で研究発表しなければ
いけないことになっていました。
(あ、現在私は、獣医大学の研究生にも所属しています。
年度末なので1年の成果を発表しなさいと言われており…。)

机に向かっても、ぼーっとしてなにも頭が働かず、
発表スライド作成も一向に進まず、
夜手術が続いたりして、肉体的にも精神的にもかなり
追い込まれていました。
判ることはと言えば、ダメなスパイラルに陥っていること。

で、本日、無事発表も終わり、
体調もだいぶ戻り、
診療も忙しく、ようやく普段の毎日に戻れたような。

明日は月曜日。週のスタートです。
がんばります。

rutine.jpg
全身麻酔のわんちゃん

注:この写真と本文は一切関係ありません。
  単に動物病院の日常ということを表現したかっただけです。
  やはり、同じ毎日が仕事も一番はかどります。
  健全な肉体には健全な精神が宿ります。

ご報告

未分類
02 /17 2010
一昨日より、体調不良のため、
診療を休んでおります。
金曜日より完全復活予定ですので、
ご迷惑をおかけしますが、もうしばらくお待ちください。
よろしくお願いいたします。

なお、病院は、早川獣医師、進藤獣医師により
通常と変らず診療を行っておりますのでご安心して来院ください。

田向健一

ヒメハリテンレック♪

動物
02 /14 2010
最近は新しいペットを迎えました。
ヒメハリテンレックという以前に紹介した
シマテンレックの仲間の動物です。
見た目はハリネズミそっくりの動物ですが、
そうではありません。

地面でうろうろしてそうなイメージの動物なのですが、
以外にも木登りが大好きです。
ですので、木登りが出来るように飼育水槽をセットして
飼っています。

himehari3.jpg

1日の半分以上をモノの陰で寝て過ごしている
うらやましい動物ですが、
今日はたまたま木の上で居眠りしている姿を激写してしまいました。
himehari4.jpg

ペンギン♪

動物
02 /11 2010
本ブログ初登場動物。
ペンギンさんです。

このペンギンさん、実は患者さまでいらしたのではありません。
他でもなく、テレビ番組の協力のため当院へいらしてくれました。

ということで手前みそながら予告です。
2月12日(金)夜9時よりテレビ東京
「所さんの学校で教えないそこんトコロ!」
にこのペンギンさんとともに私も少しだけ出演する予定です。

よかったら是非ご覧になってください。
内容はお楽しみに!
pengin.jpg

ガサガサ♪

動物
02 /10 2010
忙しくても、2カ月に1度は野外に出ています。
カッコよくいうと
「生態系に影響を及ぼす可能性があるかもしれないあるカビの調査」を行っているのですが、
解釈によっては単なる趣味、とも言えなくもない。
いづれにしても、都会の生活での酸欠状態を
リフレッシュするための重要な行為であることには間違いないようです。

ですので寒い冬でも完全防備をして川をガサガサ♪やっています。
いつも行く川はこんなところ。
なんかいそうですね。
sagamigawa.jpg
では、胴長(胸まである長靴)を装着していざいかん。
川岸のブッシュの中をガサガサ♪

sagamigawa2.jpg

こんな綺麗な魚が取れました。
タイリクバラタナゴ。オスの婚姻色が出ています。
sagamigawa3.jpg

子供の頃の外遊びの時に感じたワクワクドキドキ感を
いい年しても感じています。
よくいえば少年の心を持っている、
悪く言えば、子供のころと何も変わっていない。
いかがなものか。内省。

クラゲ♪

動物
02 /08 2010
前回の濃いぃ現実のあとは
お口直しに幻想の世界をどうぞ。

動物でありながら、動物っぽくない。
平和そうでいつつ、
容易に触れれば猛毒攻撃。

いつもアナタは風まかせ、潮まかせ。
クラゲちゃんです。

jerry fish

この動物もまた太古より姿を変えずに
誕生→死→誕生という生命たる根源的目的を累々と継続中です。

クラゲを漢字で書くと「水母」「海月」。
お水の中のお母さん。海の中のお月さま。
こんな生命だって子孫を残したいと
思って生きているのですよね。

大きいことはイイことだ!?

カルテ
02 /06 2010
記録を更新しました。
過去の来院した最大動物は55キロのゾウガメでしたが、
今回はそれを上回る60キロ。
成人男性1人分です。

ミニブタです。
ミニブタのイメージって小さくて……。
しかし平均でも45~55キロくらいにはなります。
えっ、と思われるかもしれませんが、
本物のブタさんは、200~300キロくらいは軽くありますから、
ま、そういう意味ではブタ界ではかんなりミニチュアとは言えそうですが…。

今回のミニブタさんは食欲不振と吐き気が止まらない、
ということで来院しました。
長い間食べておらず、段々と元気がなくなってきた様子。

とはいっても、治療に全く協力的ではないブタさんに
投薬したり、注射したり、レントゲン撮影したり、
採血したりするのは困難を伴いました。

ひとたび60キロの肉弾が本気を出せば、
女性スタッフはひとたまりもありません。

いろいろ、作戦を考えましたが、
ここは文明の力を借りて、
「胃カメラ」を使うことにしました。
もちろん、人間のように黙ってカメラを飲んではくれませんので、
全身麻酔にて行います。
pigend2.jpg
この牙、この迫力!



pigend1.jpg
画面隣りの男性と大きさ比べてみてください。
あ、ちなみにこのブタさん、室内飼育です。

胃カメラ検査の結果、胃内に異物の疑いが浮上しました。
しかし、その確証は得られず。

引き続き、その存在を確定すべく
開腹による検査手術へ移行しました。

開腹して自分の眼と手で詳しく探索したところ、
胃と腸(下の写真:腸閉塞)から大きな雑巾が出てきました。
pigend3.jpg
結局このブタさん、
診療時間を大幅に押す5時間に及ぶ大手術となり、
ブタさん、スタッフともども疲労困憊。
数日の入院の後、食事も摂れるようになり退院しました。

いろいろなことがあって、最後には元気になってよかったけれど、
二度と遭遇したくない症例です(苦笑)。

選択するということ

カルテ
02 /02 2010
ハムスターは新陳代謝が活発で、
平均しても2~3年しか寿命がありません。

ということは、生まれてから死ぬまでの2~3年間に
日本人でいう80年分の生き方が凝縮されているのです。
ですので、ハムスターにとっての1日は、
日本人にとっての20~40日分に相当します。

病気の進行も人間の20~40倍のスピードで
進行するといっても大きな間違いではないでしょう。
よって、ハムスターは昔からよく病気の疾患モデルの
実験動物として扱われています。

ガンが巨大化するスピードもすさまじく、
お、出来たな、と思って、お仕事で1週間病院へ行けなかったり
するとみるみる大きくなったりします。

今日の患者さま。
ゴールデンハムスター。
最近、脚の付け根が腫れてきたとのことで来院。
いよいよはじけそうなくらいに巨大化しており、
これをどうにかしたいのであれば、
手術以外の選択肢がありませんでした。
hams1.jpg
自身の頭以上の大きさがあります。

高齢(2歳)でやはり緊張を強いられる手術でしたが、
なんとか摘出成功。
大きな傷口が痛々しいですが、
翌日には元気な姿を見せてくれました。

hams2.jpg

動物を飼われていない方の中には、
安価なハムスターに大金を払って外科手術まで!
と思われる方も多いと思います。

一方で、
野良ネコちゃんをタダで拾って、
病気のためにお金を使う方は沢山います。
ハムちゃんにとって1日長生きできれば人間の1カ月分の時間です。

これをどうとらえるかは、本当に飼い主さんの価値観にゆだねられます。
手術で痛い思いをさせて長生きさせるのは可哀想。
おっきなガンをぶら下げて生きるのは可哀想。
手術によって身軽になって、少しでも長生きしてくれたら嬉しい。
いろいろな考え方があります。

もちろん相談には乗ります。しかし、私が決めることでもありません。
飼い主さまがいるペットは、やはりは飼い主さまが選択すべきことです。
一生懸命悩んで、決めていただければ、
私はそれに従って一生懸命仕事をこなすだけです。

書いているうちに、
なんだか説教くさくなってしまいました。
スミマセン・・・・。


テンレック!

動物
02 /01 2010
マダガスカルに生息する珍獣の一種です。

シマテンレックといいます。
もしかして初めて「テンレック」という生き物を知った方も多いかもしれません。
いわゆる食虫目という虫を食べるグループに属していて、
仲間には、ハリネズミなどがいます。

最近の研究でテンレックはアフリカトガリネズミ目という分類群に属するそうです。

ま、そういう難しい話はさておき。

飼育下ではお湯で戻したキャットフードや餌のコオロギを与えます。
寿命は2~3年といわれていますが、
詳しくは不明です。

ペットとして飼育されるというより
動物園の夜行性動物コーナーでひっそりと飼われるような動物です。

simatenrekku.jpg

特徴的なタテガミはトゲトゲでして、
安易に触ると刺さります。
お目目は、ゴマ粒程度でほとんど機能していないと思います。
長いお鼻でクンクンと地面を探り、ミミズや昆虫を食べています。
総排泄口といってオシッコとウンチの出る穴が同じです。

ともあれ、われわれが普段接している哺乳類とは一味もふた味も違います。



田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。