感謝!

未分類
12 /31 2009
今年も残るところあと12時間を切りました。

ここに毎回いらしていただいている皆さまには
沢山のコメントを頂戴し、私の日々の動力活力となりました。

忙しさに埋もれて、本来の生活の楽しみや
喜びや笑いを忘れがちな世知辛い世の中ですが、
このブログを読んでいただき、
「ふ~ん」「へ~」とか「クスッ」「ニヤリ」と
ちょっとした日常のスパイスになっていれば幸甚に存じます。

今年もなんとかこの連載を続けられましたことを
改めて感謝お礼申し上げます。

皆さま、よいお年をお迎えください。
では!

tamukai8.jpg


マニアックな難病です。

カルテ
12 /28 2009
リス科の動物に特有の病気で、
特にプレーリードッグ飼いの方がとても恐れている病気があります。

その病名はOdontomaもしくはPseudodontomaといいます。
日本語では、オドントーマ、オダントマ、歯牙腫、仮性歯牙種とも呼ばれます。

プレちゃんには4本の大きな前歯がありますが、
何らかの刺激によって、歯の根っこがお団子のようになり、
その上を通る気道をふさぎます。
大きくなるとだんだん気道が狭くなり、最終的に窒息して死んでしまう
残酷な病気です。

今でこそかなりプレちゃんの数が減ったので、
その病気に出会う機会は減りましたが、数年前までは日常的に遭遇する難病でした。

世界中の獣医師が、その病気の治療法を編み出そうとしましたが、
いまだ決定的な治療法は開発されていません。

抗生物質や消炎剤、吸入による薬物投与なども行われますが、
基本的に物理的な空気の通過障害なので内服には限界があります。

で、どうするか、というとその原因の歯を抜くか、
別の空気の入り口を作るか、ということになります。

これが抜いた歯です。
odantoa2.jpg
上は軽度で下に向かって歯の根っこの団子が大きくなっています。
これが気道をふさいでいくのです。

手術で新たに空気穴をあける方法もあります。
odontoma1.jpg
可哀想な感じもしますが、
この穴こそが息をするために欠くことが出来ない空気穴になります。

ともに有効な治療っぽく思われますが、
これでも、まだまだ未開拓で決定的な救済方法がない難病なのです。

動物が変われば病気もいろいろ変わります。
一生勉強しても追い付かない感じもします……(汗)




大工仕事

カルテ
12 /26 2009
亀さんに膀胱結石が多いというお話は
ここで何度か書きましたので、
もうご存知の方も多いと思います。

亀さんの手術はおなかの甲羅を四角く切り取り、
甲羅に窓を作って、そこから行います。

が、結石があまりにも大きいときは、
その窓から結石が出てきませんので、
甲羅の中で、結石を砕いてスプーンですくい取って
出さなければなりません。

ということで、その結石を砕くための
私のやり方は、というとトンカチを使ってカンカンやります。
まるで大工仕事です。
kamedaiku.jpg
この方法を編み出してからは、手術時間を大幅に短縮できるようになりました。




ボク、新入り君です

動物
12 /25 2009
我が病院の付属施設である
熱帯生物研究部屋に新たな仲間が加わりました。

部屋の奥の水槽に鎮座するのは
オーストラリアからやってきた肺魚、
ネオケラトドゥスです。
neokera2.jpg

クリスマスイブにやってきたので、
名前は「イブちゃん」と名付けました。
nookera1.jpg

寿命は100年とも言われています。
うまく飼うことができれば、
この先ずっと一緒に暮らすことになりますね。

ネオケラトドゥス【学名:Neoceratodus forsteri
約4億年前のデボン紀にその祖先が存在したとされ、
現存するシーラカンスの仲間と同じく肉鰭類に分類される古代魚の一種。
アフリカ大陸、南米大陸に分布する肺魚と比べより原始的とされる。
オーストラリア政府による手厚い保護を受けているが、
現地で繁殖技術が確立されたことによって、少数の個体が2002年より輸入され始めた。
その全ての個体にマイクロチップが埋め込まれ個体の識別が可能となっている。




イッキ喰い!

カルテ
12 /21 2009
患者さま「せんせ~~、大変です。
     うちのワン子、台所のテーブルの上の
     ××××をドンブリ1杯食べちゃいました!!」

私「え~、ホントですか~。でも、ちゃんとした食品だし、
  毒性があるものでもないので、ちょっと様子見たらいかがでしょうか?」

患者さま「そうですか、ちょっと、安心しました。数日様子見ますね」

数日後・・・・

患者さま「せんせぇ~~、アレをイッキ喰いして以来、
     ドッグフード食べると、その数時間後には必ず吐いちゃうのですぅ。
     やっぱり、アレをたくさん食べたせいですかねぇ。大丈夫ですかねぇ」

私「それでは、バリウム飲んでもらって、レントゲン検査しましょう」

カシャ♪

私「いや~、判断に困りますが、数日経った状況からして、
  開腹してアレを摘出する必要がありそうですよ。
  ワンちゃんには気の毒ですが・・・。」

患者さま「そ、そうですか・・・。でも、だんだん元気なくなってるし、仕方ないですよね・・・。」

ということで、ある食材を大量に食べてしまったために、
このワンちゃんは、
開腹手術を余儀なくされることになってしまいました。

手術中の写真です。
胃を切開して、ピンセットで丹念に、
1かけらずつアレを摘出します。
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それにしても、キリがないくらい、たくさん入っていました。

手術終了直後です。
摘出したアレとは・・・・。
gura2.jpg
じゃん。
「レンコンの煮物」でした。
あなどれません、ハスの地中茎、レンコン!

これからのシーズン、レンコン、タケノコ、ゴボウなどの煮物の登場が多くなるかと思います。
が、肉食動物であるワンちゃんには、
この手の食材は消化しにくいものとなっておりますので、
くれぐれも食べすぎには気をつけてください。

それにしても、わんちゃん、ひと足早い
おせち料理の気分だったのでしょうか・・・・・・。

てっちゃんお友達

動物
12 /18 2009
淡水フグのてっちゃんの水槽に、
友達をいれてあげました。

ちょっと頭が固いのですが、
働き者のナイスガイです。

てっちゃんはきっとうまくやってくれるだろう
と思ったのですが、
2日くらい人見知りをしてずっと水底いじけていました。
やっと、最近、仲良しになってくれました。

でもって、そのお友達、静かにしていればいい男なのですが、
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次の瞬間!
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パカッ♪

再び静寂。
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パカッ♪
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即席クイズ!

動物
12 /16 2009
すみません、なんだがバタついており、
なっかなか、更新ができません。
ネタはあるのですが。
まとまった時間がなかなかとれないのです・・・・。

即席ネタですみません。

ここで問題です。
以下の写真は一体何でしょーか?
どんな動物から何を取りだしたでしょーか?
はい、この手の専門家の方でもわかる方が
いらっしゃいましたら書きこんでいただけると幸甚です!

では。

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寒いのに

動物
12 /12 2009
もっと背筋が寒くなります。
絶句必死・・・・。
すみません、蟲系が苦手な方は絶対に絶対に見ないでください。
卒倒しても知りませんからね。
それでも見たいなら覚悟してください。
ではいきますよ~!





















じゃん!
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ヤスデの1種
ボルネオのジャングルのお掃除屋さんです。
落葉を食べて、栄養のある土に換えてくれる
森には絶対必要な生物です。
それにしても、長いのと足いっぱいで、
これ以上気持ち悪くしようながい生物ですね。

冬のファッション Part3

動物
12 /09 2009
ぼくちん ふぇねっくぎつねの ぎんじ。

こないだ おもわぬ おおけが をして 

うでの ほねを おってしまいました。

でも せんせいの しゅじゅつで やっと げんきに

うごけるようになりました。

そしたら せんせいに ほねが かたまるまで うごかしてはいけない 

といわれ ぎぶす で こてい されて また うごけなく 

なってしまいました。

それじゃ かわいそうだから といって

かんごふさんたちが ほうたいで ぱっちを つくってくれました。
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どうです でんちゃんに まけないくらい おにあい でしょ♪

ぎんじ

冬のファッションPart2

動物
12 /08 2009
みなさん

ごぶさた しています でんです。

いよいよ くりすますしーずん とうらい ですね。

このときは ぼくも いつも たのしみです。

なぜなら すたっふの みんなで こすぷれを させてくれるからです。

あったかいし きんじょの しょうがくせいにも にんきだし

ぼくにとっても うれしい いべんと です。

びょういんへ きたら あたま なでなで してくださいね!

たむかい でん

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冬のファッション♪

動物
12 /05 2009
めっきり寒さが厳しくなりましたが、
それは動物も同じこと。

動物を飼われていない方には、
動物に洋服を!!と思われるかもしれませんが、
案外、この時期になると東京?では普通の光景です。

が、私が獣医師になって10年ほどになりましたが、
この光景は初めてでした!
暖かそうなお洋服着てフードかぶっているのは誰ですか~!

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おっと、先日、角を切ったヤギさんじゃないですか~~。
確かに頭もスッキリして寒そうですね~。
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腸詰め!

動物
12 /04 2009
マニアック手術シリーズ。

患者さま:「先生、うちのこ、ここんとこご飯食べないし、
      なんとなく元気ない感じですぅ~」

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私:「おっと、ヒョウモントカゲモドキですね。
   確かに具合悪そう…。
   なんかおなか膨れてませんかねぇ。
   レントゲン撮りましょうね。」


私:「たぶん、床に敷いている砂食べちゃたんじゃないですか。
   結構パンパンだし。たぶん衰弱死するので、一か八か手術しましょうか?
   でも、小さい動物だし、助かる確率は不明です。」

患者さま:「では、なんとかお願いします!」

おなかを開けみたところ腸に砂がぎっしり。
腸詰めとはまさにこのこと。
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腸を切開して、耳掻きで地道に砂を腸から掻きだし
また、切った腸を縫います。
まだ、老眼ではないので裸眼でやります。
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終わってみたところ。
あなた、いくらなんでも砂食べすぎじゃなくて!
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地リスの仲間です。

動物
12 /01 2009
その昔、日本には、プレーリードッグという犬並みに
なつく伴侶動物がいました。
その人間のような行動は見る者すべてを癒してくれました。
しかし、残念ながら、法の規制の元、輸入されなくなってしまいました。

その代わり、言ってはなんですが、
リチャード君が一気にスター街道まっしぐらです。

ちょっと小柄ですが、見た目はまんま、ミニプレーリードッグ♪
クリクリお目目もとってもキュートなヤツでございます。

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リチャードソン・ジリス【Spermophilus richardsonii
カナダ、アメリカ合衆国北部の草原や荒地に生息
野生では地面に穴を掘って巣を作り生活し、
グループで活動することもある。
通常1年に1回5月頃出産する。
通常7~8頭、妊娠期間はおよそ22~23日。


田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。