ヴオォォォン♪

動物
09 /30 2009
喉の下の鳴き袋(鳴嚢)をおっきく膨らましているのは
ツノガエルのサンちゃんです。

私がツノガエルを初めて飼ったのは、
もう22~23年も前の中学生の頃です。
当時は、ツノガエルなんてものは誰も知らなかったし、
情報もありませんでした。
手探り状態で飼っていました。
いま思えば、かなりカエルに無理をさせていたと思うのですが、
それでも、7年くらいは生きていてくれました。

それが今では、ペットガエルとしてメジャーになり、
そのカエルの診療でご飯を食べている自分の立場に驚きます。
いまでもカエルとの縁が続き、20匹くらい飼っています。

サンちゃんは、たくさんいる中で、
一番おっきく喉を膨らませていたので見事ブログデビューを果たしました。
cranwellcall.jpg




犬 皮膚病 フード アレルギー

カルテ
09 /29 2009
今日はちょっとまじめな話。

本来このスペースは私の息抜き的な場所なのですが、
ワンちゃんのことで、同じように悩まれてこられる方が大勢いるので、
急遽ここで公開することに決めました。いずれ、HPの情報へ移動はさせますが。
(注意。つまらないです。しかも超長い(汗))

犬の皮膚疾患に悩んでいる方は沢山いらっしゃると思います。
なにをやっても再発を繰り返す、いつも痒がっている、というワンちゃん。
pyoderma1.jpg

中でも飼い主さん自身が「フードが合わない、フードアレルギーではないか?」
と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
もしくは、どなたかに「それは食物アレルギーだから、このフードに変えないとダメなんじゃない。」
と言われた、そんな方はいらっしゃいませんか?

ちょっと検索エンジンで「犬・アレルギー・フード」と調べるだけで相当数の情報がヒットします。
それだけ、フードと皮膚病の関係に関心が高いのでしょう。

そこで、今回、この皮膚とフードの「食物アレルギー問題」。
現時点における獣医学観点からの最新情報をお伝えします。
さて、さて・・・・。

その前にちょっと確認です。
①アレルギーの原因はフードだけではありません。
②犬のアトピー性皮膚炎は比較的多いです!
 「アトピー性皮膚炎」と「食物アレルギー性皮膚炎」は違います。 
 アトピー性皮膚炎の原因の多くは、環境中のホコリや花粉の場合がほとんどでです。
③「食物アレルギー」と「食物不耐」は違います。
  食物不耐とは、例えば、大人になって牛乳飲んだら下痢をする。
  など、体に合わない(耐えられない)ことを言います。


勘違いしていませんか?
その1
「治りにくい」「もしくは繰り返す皮膚病」=フードによるもの(食餌アレルギー)と勝手に思いこんではいないでしょうか?

⇒動物病院に来院する犬の多くは皮膚科、耳科系で来院します。
その皮膚、耳疾患の全症例において、
食物アレルギーによる皮膚疾患は全体のわずか数パーセントにすぎません。
逆にいえば、皮膚疾患の犬すべてのうち、フードの変更で皮膚がよくなる犬は、
わずか数パーセントしかいません。

犬の皮膚疾患の原因の多い順番として、
細菌、真菌による皮膚病、寄生虫(ノミ、ダニ)、アトピー性皮膚炎、
ホルモン性皮膚疾患、食物アレルギー、接触もしくは薬物アレルギー
というのが多くの皮膚科専門医の意見です。

あなたのワンちゃんは、
たまたまその数パーセントの珍しい皮膚病に罹ってしまったのでしょうか?
皮膚の悪さを盲目的にフードのせいにしていないでしょうか。
獣医学的にその皮膚カイカイの原因を診断したのでしょうか。

その2
「血液検査の結果次第で、それに合ったフードを食べたら、皮膚が良くなる」
と信じていないでしょうか?
血液検査でアレルギーの原因が明確に判ると思ってませんか?

⇒「うちの子、血液検査で鳥肉と豚肉と牛肉がダメってでたの。
だから、ラムをベースにしたドッグフードにしています。でも、皮膚がいっこうに良くなりません」
「血液検査を行って、そのアレルギーの成分が入っていない対応フードにしたけれど良くならない」

なぜでしょうか?
その理由は簡単です。食物アレルギーではないからです。

よく行われるアレルギー血液検査は体内の中にある抗原に対する抗体
(抗体IgG,IgEの値)の数値を単に計っているにすぎません。

すなわち、血液検査によって,その子の体内に食品に対する抗体がいっぱいあるのは判ります。
しかし、その数字だけでは、その成分が本当に皮膚に悪影響を及ぼしているのか不明なのです。

血液検査のみで本当に食物アレルギーの診断と治療方針が判るならこんなに簡単なことはありません。
本当にそうであったら、
皮膚病で来院した犬に対して世界中の獣医師が血液検査を行うはずです。
実際にはそうではありません。

じゃあ、そんなこと言って現実問題、どーすればいいの、という意見が出て当然です。
現在の獣医学において根拠のある方法をお伝えします。

まず、食物アレルギーを疑う前に、それ以外の皮膚病を候補から無くします(除外診断)。
典型的な細菌感染ではないか、ノミダニはいないか、カビ(真菌)ではないか、ホルモン失調はないか、アトピーはないかなどなど・・・。
それらの皮膚病がすべてNOとなれば、食物アレルギーを疑います。
疑ったなら、フードを変更して試験を行います。

使うフードは蛋白質を加水分解した専用フード(アレルギー除去食)を6週間与えます(除去食試験)。
その間は一切ほかのものを与えてはいけません。
もちろん、おやつ関係もダメですよ。
もし、そのアレルギー除去食のみで、皮膚が良くなったら、
食物アレルギーが疑われます(この段階でもまだ疑い、ですが)。

良くなったら、もう一度、以前に与えていたフードに戻してみます(誘発試験)。
そして、また以前と同様の皮膚病変が起きれば食物アレルギーとして診断が確定されます。
(厳密には、そのアレルギー除去食でも、アレルギーが出るワンちゃんがいると言われていますが、それとて本当にごくわずかです。そうなった時は、運が悪いと思って診断は諦めてください)。

ちなみに、除去食は、普通のアレルギー対応フードより高価ですので、
6週間の試験にはそれなりにお金がかかります。
しかし、IgGやIgEを調べる血液検査も同じくらいしますので、
最低限の費用で食物アレルギーかどうかを確定した方は、
アレルギー除去食試験を試すことをお勧めします。

フードと皮膚の関係性(食物アレルギー)で現在判っていることを書きました。
ですので、
「このフードで簡単に皮膚がすぐに良くなる」とか
「この検査すれば、アレルギーかどうか簡単に判る」
という話には落とし穴があります。
皮膚病に関して、「簡単に」「すぐに良くなる」という言葉にはありませんので用心してください。

さらに余談ですが・・・・。

アトピー性皮膚炎は、食物アレルギーと比較しても比較的多い皮膚病で、しばしばみられます。
アトピー性皮膚炎の診断基準は

Dr.Willemseが提案した「犬のアトピーの定義」というものがあります。
各定義のうち少なくとも3項目ずつ充たす。

大定義

・掻痒(かゆみ)
・顔面および/あるいは肢端(足の先)の発症
・足根の屈筋面あるいは手根の伸筋面の苔癬化(象の皮膚のようにゴワゴワしている)
・慢性あるいは慢性再発性(何度も繰り返し発症する)の皮膚炎
・アトピーの家族歴
・好発犬種
 (ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、柴犬、ラブラドール・レトリーバー、シーズーなど)

小定義
・3歳齢以下の発症
・顔面の紅斑と口唇炎
・細菌性結膜炎
・表在性ブドウ球菌性膿皮症
・多汗症
・吸引アレルゲンへの皮内反応試験陽性
・抗原特異的IgGの上昇
・抗原特異的IgEの上昇


おわりに。
最初にお見せした写真は、フレンチブルちゃんの皮膚病です。
食物性のアレルギーではありません。
ブドウ球菌による膿皮症という、
夏場の犬ではもっともよくみられる皮膚病です。
もちろん、フードの変更では治りません。
ブドウ球菌を退治する抗生物質と皮膚を綺麗にするシャンプーで治ります。

ここまで読んでいただいた方、本当にお疲れ様です。
あなたは、本当に犬や動物のことを愛している動物好きに違いありません。
世に多く氾濫する、安易で耳当たりのいいとっつきやすい情報に流れない
強い精神を持っている方と思います。
ありがとうございました。

ボールパイソン♪

動物
09 /28 2009
このとっても綺麗なヘビはボールパイソンといいます。
日本語に訳すと玉錦蛇です。

驚くとボールのように丸まってしまいます。
本来は茶色の地味な色をしているのですが、
この子はアルビノと言って、
黒色の色素が先天的に欠損しています。

日本でも山口県岩国市でも、
アオダイショウシのアルビノ個体群がシロヘビとよばれ、
天然記念物として保護されています。

ま、理由はともあれ、美しい生き物は、
人間のどんな創造物より静謐で時に神々しくあります。
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ball2.jpg
まるでルビーのような眼球ですね。
イクラみたいだ、とも言えますが・・・・。




魑魅魍魎(ちみもうりょう)!

動物
09 /25 2009
ただの蟲でしかないのに、
その存在感。
見る者すべてを凝視させ、
回避不能な混乱に陥れる。

好きな方も嫌いな方も寄ってらっしゃい、
みてらっしゃい。
巨大なクモの一種タランチュラです。
手のひらくらいの大きさがあるんですよ。

タランチュラというと、凶暴で猛毒のイメージがありますが、
実際にはナイーブで繊細、猛毒はありません。
飼育方法を間違えるとすぐに死んでしまうし、
タランチュラで人が亡くなったという正式な記録もありません。

欧米では、30年くらい前からペットとして大人気で、
元アイドル?、西○ひかるさんもアメリカ在住のとき飼っていたとか。
寿命も長く、20年くらい生きる種もいます。
毛もモサモサしていて、日本人の大好きな毛ガニみたいではないでしょうか。
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コロンビア・ジャイアント・タランチュラ(Megaphobema robustum



お尻の悩み

カルテ
09 /22 2009
前回のログでおっきなわんちゃんのお話をしたせいか
どうかは判りませんが、
本日、40kgのわんちゃんの手術がありました。

ちょっとふくよかだけど、
美人さんのゴールデンリトリーバー。
どうやら、お尻に出来物ができたとこのこと。

手術前の細胞検査の結果から、
悪性腫瘍の可能性は低かったですが、
このままズンズンおっきくなって、
歩けなくなってからでは遅いです。

その旨を飼い主さまにお話しすると、
外科的摘出することを希望されました。

ちょっと恥ずかしいですが、毛を刈るとその腫瘍の全容が明らかに。
goldenmass1.jpg
せっかくの美尻も台無しです。

goldenmass2.jpg
手術後。ちょっとい痛々しいですが、
毛が生えてくれば傷口も目立たなくなり、
再び田園調布の町を風を切りながら歩けます。

お尻りに傷があるワンちゃんを見かけても、
指さして笑ったりしないでくださいねっ。


敵に対しては、

未分類
09 /20 2009
動物病院ですから、
動物の病気を治す仕事をしています。

動物ですから、
いろいろな動物がいます。

いつも極小動物や珍しい動物の手術を取り上げてきました。
大型犬は、動物病院に来院する動物の中でも
大きな動物の部類です。30~40キロくらいなのですが。
逆に言うと、大型犬以上大きい動物はほとんど来院しません。
(残念ながらカバさんや熊さんは来ません)

しかし、そのクラスの体重でさえ、いざ手術となると、
やはり、小さな動物にはない大変さがあります。

・各臓器が深い位置にある。(立って手術をすることになる)
・出血量が多くなる。(道具がたくさん必要)
・何をするにしろ馬力が必要。(人手が必要)
などなど。

war.jpg
大型犬の腹腔内巨大腫瘍の摘出は、
出血量も多くなり、さながら腫瘍という敵との戦争の様相を呈します。
病院を構えていると、どんな敵が来るか判りません。
いつでも戦える戦闘準備をしておかなれればなりません。
(とか、カッコいいこといいつつ、そこが結構大変なんですよねぇ)

満員御礼!

動物
09 /19 2009
皆様。

シルバーウィーク初日はいかがお過ごしでしょうか?

そんなこんなで、当院のペットホテルも忙しくなっています。

1Fは犬猫専用の預かり施設ですが、
2Fにはエキゾチック専用預かり施設があります。

一昨年、うさぎ専用ステンレスケージを特注しましたが、
本日は、おかげ様でそのうさぎさんマンションが満員になりました。
usagimanssion.jpg

あれれ、6台あるケージのうち、
1匹だけうさぎさんじゃない動物がいます。
何段目の右か左か判るでしょうか??


秋の気配および世の中の趨勢♪

未分類
09 /16 2009
東京はすっかり秋めいて来ました。
時折吹くそよ風は、ひんやりと少しだけ
肌寒くそれがまた心地よい感じにさせてくれます。
一方で、夏の終わりを体感する瞬間でもあります。

ちょっと前からすれば、ずいぶんと日も短くなりました。
夕方の黄昏どきも、すぐに漆黒の闇に包まれていきます。
なんだが、活動も気持ちも内に内に入っていくようです。

夏は満点の星空のもと、冷えたビールがうまいですが、
これからは、しっぽりとインドアでサンマやお鍋もおいしくなっていきますよね。

ということで、今日の写真は、
上野の「不忍池」です。
水面をのんびりと眺めるだけで、
日ごろの疲れが癒されます。
東京のド真ん中にあって、
数十種類の鳥類が見られ、
多い時には1万羽を超えることもあるそうです。
この池には、いいか悪いかは別として、
外来種のワニガメさんやカミツキガメさんもいるそうですよ。

が・・・・・。
水面より視線をちょっと上にすると・・・・。
誰ですか、こんなところに、こんなもの立てる計画したの・・・。
この風景、外来種より罪が重いような・・・・・。
このミスマッチな感じ、
何が起きてもおかしくない
世の中になってしまったようです。

shinobazu.jpg



生きた化石

動物
09 /11 2009
真夜中の携帯電話がブルブルと震えた。

寝ぼける耳にはおなじみ特殊動物商の親父さんからの声が聞こえた。

親父:「せんせ、すごい魚、輸入ったよ。
    ラティメリア※だよ。南アフリカコモロ諸島の沖合で
    地元の漁師が1本だけ釣り上げたんだ。
    そこで、おいらが輸入したってことだよ。
    どーする、せんせ・・・・。」

私:「なに!!ラティメリアだと!!。
   かの、生きた化石。日本の某巨大水族館がその魚の
   入手を試みようとした・・・・。
   世界中、どこ探しても飼育されていない本物の激レア種、ラテメリア。
   親父、とりあえず見に行くから、そのままにしておいておくれよ!!」

輸入商に到着すると、
彼は圧力なべのようなシステムをもった、
超耐圧ガラスを使った特殊な水槽をゆっくりと泳いでいた。

sira.jpg

私:「・・・・・・。長年夢にまでみたラティメリア」

親父:「せんせ、この魚、深海にすんでいるので、  
    飼育するには、この圧力なべ水槽必要だよ。」

私:「・・・・・・・・・。ナニッ・・・・・(涙)」



※ラティメリア:
通称シーラカンス。
シーラカンスとは、椎骨の内部が空洞となっていいることを意味する。
南アフリカのコモロ諸島と、
インドネシアのスラウェシ島周辺深海200~700mに生息。         
発見されている個体が極端に少なく、
生態がはっきりとわかっていない。

白子のようダー!!

カルテ
09 /08 2009
夏もようやく終わりに近づき、
皆様、お疲れのようですね。

私もなんとか生きていますが、
それより、生かすべき生命が
首を長くして待っていますので、
弱音を吐いてはいけませんね。

ですので、今日は景気づけに
マニアック手術シリーズ。
贅沢にも写真5枚使用!

診療終了時刻が差し迫った頃・・・・・

飼い主様:「せんせ!この子、おなかが急に張ってきて、
       息んで息んで苦しそうなんです・・・・・。
       いつもの元気の30パーセントもありません。
       見ていられません、なんとかしてください。」
kamingi1.jpg

私:「確かにおなか張ってますね。
   超音波でお腹の中を見てみましょう。
   あれれ、なにやら丸いものが見えます。
   おそらく、雌特有の病気でしょうから、開腹する必要がありますよ。  
   お薬では、無理だと思います。」

飼い主様:「では、今からお願いできますか?」

私:「やりましょう」

麻酔準備OK!
生体管理モニター設置OK!

kamingi2.jpg

いざ、開腹!
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私:「うわぁ~、薄々の膜(卵管)の中に白子みたいなものが一杯!
   ちょっと触っただけで裂けそぉ~~~!!血管もいっぱい!!」

慎重に慎重に、チタン製血管クリップを使って血液を遮断!
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はい、無事すべて摘出完了。
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お腹の中には、未発達な卵の元が、卵管内に充満していました。
万が一、外部からの衝撃で破裂していたら、この子の命はなかったでしょう。

飼い主様の愛情溢れるいつもの観察眼で、
手遅れにならず早期発見、早期治療、
3日間の入院で食事も摂るようになり、無事退院していきました。

皆様、元気ですか~っ!



著者注)初めて当ブログにお越しになられた方へ。
     当院は、犬猫ウサギなど温血動物の診療もそれ相応に行っている
     ちゃんとした動物病院です。
     決して、このような動物ばかりがウジャウジャいるわけではありません。

あなたを狙っている♪

動物
09 /07 2009
爬虫類が苦手な方でも、
この爬虫類は違います。

カメレオンさんです。
周りの景色に対応して色を変えたり、
お目目を左右別々に動かしたり、
なかなか愛嬌のあるやつです。

カメレオンって歌にもちょくちょく出てきますねよね。
70年代の女性コンビの『カメレオン・アーミー」とか、
現在作家で活躍しているかつてのロックバンドが歌った
『ZOO』の中にもカメレオンのフレーズが。

有名な割には、生物としてのカメレオンは意外と存じていませんよね。
案外、ナイーブで繊細で神経質で怒りっぽい。
そんなヤンチャ生物の魅力に取りつかれ、
部屋中をジャングルにするカメレオンマニアもいます。
手がかかるほど可愛いというものでしょうか。

確かに、この雰囲気は堪りませんねぇ。
chameleon.jpg
パンサーカメレオン【Furcifer pardalis
30~40センチになるマダガスカル島産の人気カメレオン。
生息地域によって基本的な体色が異なり、
青や赤などの派手な色彩をもつ個体は人気が高い。
飼育の難しいカメレオンにあって、本種は容易な部類に入るが、
それとて、子供が飼育できるほど簡単ではない(と思う)。

成長している証

王蟲
09 /05 2009
私の特殊動物に関する研究は日夜続いています。
希少で飼育困難種を得意としており、
人工下での種の保存がテーマです。

過去にも紹介しましたが、
生きた三葉虫はあまりに高価で入手ができませんでした。
しかし、王蟲はなんとか入手し、
大手フードメーカーと共同で専用フードも開発しました。
現在でも我が研究室で飼育中です。
人工飼育下の長期飼育記録更新中です。

しかし、最近、王蟲の餌食いが極端に落ちてきており、
動きも悪くなっていました。
温度湿度の微妙な調整を行い、
好物の毒キノコも、遠路はるばる八ヶ岳のふもとまで
採取しに行ったにも関わらず・・・・・。

ところが、昨夜夜中、
王蟲の入った飼育ケージを懐中電灯で
照らしてこっそりと観察したところ・・・・・。
sedoum0.jpg


「・・・・・・・・・・・・。」

なんと、脱皮をしていました。
節足動物である王蟲は、
成長に伴って脱皮をすることが推測されてはいましたが、
この画像はもちろん初公開になります。
また、ひとつ王蟲の生態が明らかになりました。

脱皮は、その後数時間続き、明け方に終わりました。
抜け終わった脱皮殻は、
水晶か翡翠のごとく、繊細で妖艶な輝きを保っていました。
この子は生命の神秘をいつも感じさせてくれます。
sedoum2.jpg




お詫び

未分類
09 /04 2009
業務多忙のため、
なかなか更新することができません。
期待して訪れていただいている方に
がっかりさせてしまっています。

なんとか、近日中にUPしますので、
もうしばらくお待ちください。

田向健一



田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。