コワモテ系

カルテ
08 /29 2009
お顔がとってもコワモテなピットブル様。
下唇のところに、パチンコ玉大のしこりを発見。
細胞検査したところ、悪性の可能性もあるとのことで、
切除を依頼されました。

私はたいがいどんなワンちゃんも
慣れていますが、
巨大なピットブルだけには、ちょとひるみます。
顔、怖いし・・・・・(汗)
どうです、この迫力。

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でも、ひとたび麻酔がかかってしまえば、
こちらのモノ。いつもの様に・・・・。

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悪性だと困るので、しこりより2周りほど大きくえぐり取りました。

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仕上げは、ちょっと高価な溶ける糸で、細かく縫合。
形相の変化は最小限に止めます。

ここで問題です。
なぜ、溶ける糸で縫ったでしょうか?

答えはのちほど・・・・・。





亀の腹筋!

動物
08 /28 2009
先日、池をボーっと眺めていたら、
池の淵でカメを見つけました。

1匹は、淵を越えたところの高台で、
足の伸ばして気持ちよく日光浴をしています。(写真左下・黒いカメさん)

もう1匹はおっきなカメさんで、
何とかして、その淵を越えようと必死に登っています。
が、身体が大きすぎて、持ち上げることができず、
「んー、んー」と一生懸命頑張っています。

飽きずに30分ほど見学していましたが、
結局、大カメさんは登ることができずに諦めてしまいました。

大カメさんにとっては、死に物狂いのことだったのでしょうが、
なんとも滑稽で、ニヤリとせずにはいられませんでした。

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フェレットの副腎腫瘍

カルテ
08 /25 2009
久々?ですかね。
マニアック手術シリーズ。

本日はフェレットさんです。
しかし、フェレットさんはかなり市民権を得ていますので、
決してマニアックな動物ではないですよね。
いまや立派な伴侶動物になっています。

フェレットの副腎腫瘍は、4歳以降によく発生します。
主症状は、「毛が抜ける」です。

ヘアレスドッグっていますし、スキニーギニアピッグという
毛のないモルモットもいます。
しかし、ヘアレスフェレットはいませんので、この子は病気なのです。

抜けるだけであればいいのですが、
貧血や転移、様々な病気を誘発します。
ですので、手術やお薬で対応します。

副腎は、身体の機能を司っている重要な器官ですので、
安易な対応は死に結びつきますので、
専門的な知識のある獣医師に診断、治療を任せましょう。

ということで。
全身の脱毛です。
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たった飴玉くらいの腫瘍ですが、
副腎の周りには、血管が豊富なのでちょっとした手術より
かなり難しい系の手術です。
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無事摘出。
お腹は糸目をガジガジ咬まないように、
皮膚の中で縫いました。
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1か月もすれば、毛がモサモサ生えてくるに違いありません。


世界陸上?!

動物
08 /23 2009
あれれ、綺麗な貝殻が並んでいます。
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パッパラパ~♪(いきなり、ラッパの音です)
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「位置に着いて!」
「よーい」
「ドン!!」

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実況:「おっと、第三走者がいち早くスタートを切りました~!!」

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第三走者:「ヤベヤベ、逃げろ~!!!」

マツカサトカゲ

動物
08 /22 2009
以前にも何度か登場したことのある「シロマツ」です。

顔はいかついのにバナナが大好きな心優しき豪州のトカゲです。
年齢は不明ですが、私とは6年の付き合いです。
まだまだ長生きしてほしいものです。

どんな動物も世話をすると可愛くなるものです。
爬虫類が苦手な方もよく見てくださいね。
意外と優しい目つきをしていると思いませんか。
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鶏肉みたい?

動物
08 /19 2009
ボルネオに行った時の写真です。

青空レストラン(?)へ夕食を食べに行きました。
そこには沢山の水槽や生けすが並んでいて、
地元の新鮮な魚介類が並んでおり、
それを直接オーダーして調理してもらうシステムです。
日本でいう生けす料理と同じ原理です。

ふと1つの生けすを覗くと、
カエルさんがたくさん。
ウシガエルです。いわゆる食用ガエルです。

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カエル好きで有名な?私としても食べないわけにはいきません。
「おじさん、これ1匹ちょーだい、味はスパイシー気味にお願いね!」
そう言ったとか、言わなかったとか・・・・・.


新しい仲間♪

動物
08 /17 2009
悲しいお知らせなのですが、
先月の中旬に、病院内水槽の下段に鎮座していた
シマジロウことセブラキャットが亡くなってしまいました。
動物霊園で火葬してもらいました。

死亡原因は、完全に私のミスによる事故死でした。
悲しくてペットロスになりそうでしたが、
やっと立ち直り、がらーんとした水槽に、
先日、新しいお仲間を入れました。

淡水フグです。アフリカ原産。
正式名をテトラオドン・ムブといいます。
が、覚えるのが面倒とおっしゃる方は、
「てっちゃん」と呼んでください。

シマジロウはいつも静かなクールガイでしたが、
今回のてっちゃんは、みんなに愛想振りまきまくりの
ユーモアたっぷりのナイスガイです。
皆様、病院へいらしたときには、手を水槽にかざしてみてください。
きっと、寄ってきてくれますよ♪

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尻尾フリフリ、美しさも彼のウリ。

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テトラオドン・ムブ【Tetraodon mbu
タニガニイカ湖、コンゴー川流域などに広く分布する純淡水のフグ。
野生下では、小魚や貝類、甲殻類を食べるが、
飼育下では、乾燥エビや魚用ペレットをよく食べる。
よく聞かれますが、毒があるかどうかは知りません。

日本の至宝♪

動物
08 /15 2009
アジアの極東に位置する日本ですが、
その動物相も日本人らしくたいていは地味で控え目で、
残念ですが、あまり世界に誇れるものはいません。
(トキだって中国にいますしね)

たとえば、中国にはかのパンダさんがいますし、
アフリカにはゾウさんやキリンさんがいます。
アメリカには、ピューマといった大型のネコ科動物がいますし、
南米にはナマケモノやアリクイなんてお洒落な動物もいます。

しかし、この動物を見れば、
世界中どこの人もびっくり仰天、
それこそ一目見たいと思う外国人も少なくありません。
世界中の動物園も喉から手が出るほど欲しいとのことです。

さて、問題です。
下の動物の名は何でしょうか?
日本人のプライドにかけて答えてくださいね。

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正解はのちほど・・・・・。



ランチ♪

未分類
08 /12 2009
ジャムおじさんのパンが届きました。
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めいけんチーズとカレーパンマンでした。
忠実に再現されているところが、心憎い。
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味も見かけ倒しではなくて、ホントに抜群!
もちろんチーズ味♪
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ぺロりと平らげてしまいました。
ちょっと残酷!?

秘密の部屋

未分類
08 /09 2009
当院には、ある一角に熱帯生物研究室が用意されています。
24時間、温度湿度が管理され、そこに数10匹の生物が棲息し、
平和に暮らしています。

熱帯生物の生態、行動を調査研究するために設置したエリアではありますが、
時々、患者さまのカメさんなどが入院することもあります。

とか言いつつ、基本的には私の趣味部屋であります。
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夏ですね

未分類
08 /08 2009
やっと夏らしい感じですね。
病院にいらっしゃられる患者様も
子供連れの方が多くなっています。

おかげさまでペットホテルや、
飼い主様のお休みに合わせた手術依頼も多く、
病院はフル稼働です!

夏といえば、夏休み。
夏休みといえば、虫採り、というのが
私の小学生時代でした。
病院にいてもセミの鳴き声が聞こえてきまが、
なんかホッとしますね。

ジャノメチョウという蝶の一種です。
色が大変地味なので、ガと間違われますが、れっきとしたチョウチョさんです。
いまだに、こういう動物を見かけると、気にせずにはいられない性格です。
一生続きそうです。
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新聞のコラム

未分類
08 /05 2009
明日の木曜日より毎週、
読売新聞夕刊のペットライフ面にて、
『うさぎの「教えて!」』連載(8月中)致します。
ご興味のある方は、ぜひご覧になってやってください。

今の気持ちを写真に表してみました・・・・・・。
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リクガメの膀胱結石

カルテ
08 /04 2009
昨日に引き続き、マニアック手術シリーズ。

過去にも、ちょっとカメの結石手術紹介しましたね。
重複ネタすみません。

症例はリクガメさん。
特に病気の症状はなかったのですが、
健康診断にレントゲン検査をしたところ・・・・・

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あらら。
おなかの中に多数の丸い結石がみえてしまいました。
それにしても、いくつもありますねぇ。

手術で摘出が必要です。
では、さっそく。
電動のこぎりで、甲羅を切開して、
体内へアプローチします。

膀胱を切開して、
鉗子を使って石を把持します。
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そのまま引き上げると、スッポッ♪この通り!
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次から次と出るわ出るわ、真白な膀胱結石が豊作♪
大小織り交ぜての9個摘出しました!
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こんなに入っていても、症状は一切ありませんでした。
リクガメを飼っている方は、健康診断でレントゲン検査を行うと
思わぬお宝を発見をするかもしれません。
宝探しのご用命承ります!

ハリネズミの腫瘍摘出

カルテ
08 /03 2009
さあ、皆様お待ちかね。
マニアック手術シリーズ。

お決まりですが、こんな手術ばかりやっている
訳ではありません。
一般的な動物の避妊手術もやってます!


さて、患者さまはハリネズミさん。
最近、おなかが膨れてきたとのこと。
検査をすると、おなかに大きな腫瘍があることが判明。
手術を行うことになりました。

小動物は、ガス麻酔のみで麻酔をします。
そのほうが安全なのです。
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しばらくすると、ゴロリと寝ちゃいます。
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ハリネズミとは言え、おなかには針がありませんので、
手術もほかの動物と同じように出来ます。
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おなかの中から、にっくきガンが顔を出します。
大きさはピンポン玉くらいありました。
いろんなところとの癒着は丁寧に糸で結んで剥がしていきます。
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他の臓器をチェックしたところ、脾臓にも転移が見つかり、
ガン本体と脾臓を摘出しました。
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2週間後には、元気な姿で来院してくれました。
こういう症例を重ねると、やはり諦めてはいけないということを
改めて学びます。
「小動物だから麻酔が危ない、やっても無駄かも、痛い思いはイヤだ」と
すぐに諦めずに、とりあえずはご相談ください。
何かしらの提案ができるかもしれません。

田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。