わんちゃんの抜歯

カルテ
04 /29 2009
本日はGWの事始め。
本当良いお天気ですね。
こんな日は、お外に出かけてショッピングでも楽しみたいものです。
しかーし、そうは問屋は卸さないのが、この仕事。
GWも病院に籠って仕事三昧です。

さてっ。

最近は小型犬が人気。
より小型化している傾向にあります。
その弊害?として、きちんと成長変化するものが
そうならないこともあります。

歯のお話。
通常ワンちゃんの歯は、乳歯から永久歯には通常、
半年くらいで生え換わるのが正常とされます。

小型犬では、それがうまくいかず「乳歯遺残」になることが
非常に一般的に認められます。
「せんせ、この子、キバがたくさんあります」とのご相談をよく受けます。

あらら、普通1対のキバ(犬歯)が2対になっています。
後ろ側の細いキバが乳歯です。
nyuusizannzonn.jpg

将来的に、永久歯が歪んできたり、
歯と歯のスキマに食べ物のカスが溜まり、
歯周病の原因にも。
出来る事なら無いほうがいいものです。
ということで、抜歯しました。
nyuusizannzonn12.jpg
歯は、外から見えている部分と同じくらい、
「根っこ」があります。
ホジホジ、グリグリして、スポンッ♪と抜きます。
もちろん全身麻酔をかけないとできません。
不妊手術のときに一緒に行うのがお勧めです♪


プードルたるもの

動物
04 /27 2009
先日、私の好きな、トイプードルをご紹介しました。
今日は、正真正銘プードルの中のプードル、
スタンダード・プードルです。

こっちを向く様は、まさに黒人女性の
その存在感、気品を感じさせます。
こんなわんちゃんの魅力を一度知ってしまったら、
もう離れられないかもしまれませんね。

sanderd poodle
トリミング中の写真です。
トリマーさんと背丈と比べてその大きさに注目してください。
顔の大きさなんて倍くらいありますね。
モコモコした手触りよさそうなお尻がたまりません。

変な趣味

動物
04 /25 2009
男子というのは女子には解せない
世界観を持っています。

神社の裏に、木の枝束ねて「基地」を作ったり、
旅先でひたすらその地の牛乳飲んで、その「キャップ」を集めたり、
部屋一杯に「鉄道模型」を走らせたり、
お酒を浴びるほど飲んで、「裸」になってしまったり。
そういうことするのはいつの時代も男子と決まっています。

この超カッコイイ三葉虫は、
ディクラヌルス・モンストローサスといいます。
モンスターの異名を持つ古生代デボン紀の怪物。
とか言っても、このカッコよさ判る人いないだろーな~。

dicranurus.jpg




野性たる者

動物
04 /24 2009
狙ったものを逃さない優秀なアスリート。
鑑る者すべてに畏敬と畏怖の念を与える鋭い眼光。
一切の妥協なき誇り高き精神。

どうです、この凛々しさ。
現代風軟弱イケメンがいくら飾っても決して真似できないリアルなカッコよさ。
これこそが、厳しい自然界の食物連鎖の頂点に君臨する本当の野性です。

nosuri.jpg

トビ(学名Milvus migrans)
庭先に弱っているところを保護されてきました。
本日、再び大空へ帰っていきました。
少しの振り返りもしませんでした。
そこには人間に対する感謝の念は微塵もありません。
それでいいのです。
もう、人間なんかに捕まるなよ~~!

感謝!

未分類
04 /22 2009
サビトマ議長:「今日は、このハーシーズキャラメルについて議論するケロ」

ブフォ氏:「はい、サビトマ議長。まず、このキャラメルは誰が初めに見つけたのですかケロ」

デコガエル氏:「私でございますケロ」

ベル氏:「じゃあ、デコガエルさんが優先権をもっているのですかケロ」

アマゾン氏:「え~、みんなで公平に分けましょうケロ」

サビトマ議長:「じゃあ、決をとりますケロ。このキャラメルは、デコガエルさん一任にしますか?
      それとも皆で公平に分けますか?では、挙手してくださいケロ」

サビトマ議長:「はい、みんなで仲良く食べることにしましょう。
         デコガエルさんそれでいいですかケロ」

デコガエル氏:「はい、問題ありませんケロ。みんな仲良くやりましょうケロ!」

おわり

kaeru.jpg

解説:このストーリーに「落ち」はありません。
    ただ、この写真に出ているカエルさんたち、キャラメルも
    すべて患者さまから有り難く頂いたものです。
    皆さま、本当にありがとうございました。
    たまに、並べて楽しんでおります。    
                            院長


春がくれば・・・・・。

カルテ
04 /21 2009
動物病院が4月から慌ただしくなる
ことは先日書きました。

それはひとえに、蚊やノミなど、動物にたかる虫たちが
活発化することも関係しています。
ですので、わんちゃんやねこちゃんなど、
お外にいく動物たちはそれらの対応が必要になります。
すなわち予防医療ありきですね。

そんな矢先!

飼い主さま:「せんせ!眼の下と眼尻にいきなりイボが2つもできちゃいました!」
dani1.jpg

私:「どれどれ、あー、やられちゃいましたね。
   最近、草むらなど行きました?
   ダニですよ。マ・ダ・ニ。」

飼い主さま:「え、そういえば、おととい、外へ遊びに・・・・・。
         ダニですかこれ??」

私:「じゃあ、いまモニターで拡大してお見せしますね!」

ダニー君、どうぞ! 
ジャーン♪
dani2.jpg
うあぁ、気持ち悪い!こちらまで痒くなりますね。

これからの時期、お外でわんちゃん、ねこちゃんと遊ぼうとしている飼い主さま、
ダニー君を連れて帰ってこないように気をつけてあげてくださいね。

フェレットの腹腔内腫瘍

カルテ
04 /18 2009
本日は手術シリーズです。
最近は動物種問わず腫瘍の摘出手術がとても多いです。

症例は体重1kgのフェレットちゃん。
おなかが膨れてきたとのこと。
触診をすると、すぐにおなかの中に巨大なしこり
があることが判りました。

いざ開腹手術をしてみると、
卵位の大きさの腫瘍(ガン)が胃の横にありました。

腫瘍の表面には大小の血管が縦横無尽に張り巡らされており、
とても醜い状態でした。
腫瘍クンが「オレには触れるなよ!」とでも主張しているよう。
miyamamass.jpg

血管を一本ずつ糸で止めながら、
破裂させないように少しずつ剥離。
まさに手に汗握るロシアンルーレット、黒ひげ危機一髪状態。

腫瘍クンの摘出は無理かな、とも思えましたが、
時間の経過とともに全容が見えてきて、
なんとか無事摘出できました。
ferretmass2.jpg
ここから学んだ教訓。
「簡単に諦めてはいけない。負けるもんかの不屈の精神。」

熱い系

未分類
04 /17 2009
本日はあいにくのお天気。
今週は狂犬病予防週間なので、
病院もバタバタして私も少しだけ疲れ気味・・・・。

ということで、
急遽、元気の無いときの恒例ライブ企画!
本日限定、病院の大型テレビにて、
「B’z」のライブDVDの放送決定!
(希望者多数で期間延長あり)
寒かった待合室も少しは熱くなるでしょう!

そうそう、実はヴォーカルの稲葉氏は、
愛犬家でも有名なんですよ。

bz.jpg
好みは別れるところでしょうが、熱いことには変わりませんね!
私も熱く生きたいです!

カワイイ系

動物
04 /13 2009
マニアックネタが多かったので、
本日は、カワイイ系ネタです♪
私の好きな犬種にトイ・プードルがいます。

流行りものには興味がないひねくれた性格をしていますし、
なんか爬虫類系だよね、と思われているため、
そんなこと言うと
一斉に、「似合わねぇ~!」とヤジが飛んできそうですが・・・・・・。
とにかく、トイプードルはお気に入りの犬種なのです。

よく、ぬいぐるみみたい!という表現を耳にしますが、
それでは、これはどうでしょう?
poodle.jpg
どちらがどっちか分かりますか??

衣替え

未分類
04 /12 2009
よくわからないのですが、
最近、ブログの調子が悪いため?
とりあえず新規一転テンプレートを変更してみました。
これでうまくいくでしょうか?
しばらくはこれで行きます。

今日は写真はありません。スミマセン。
新しいテンプレートはいかがでしょうか?

今日もまた

カルテ
04 /11 2009
アイタタタッネタです。
最近、ネタがマンネリ化していますよね。
スミマセン・・・・。

実は4月はワンちゃんの狂犬病ワクチンやフィラリア症の予防最前線で
動物病院が1年でもっとも忙しい時期なのです・・・・。

ぼやきはさておきっ!
可哀想なアイタタタッ君はベルツノガエルさん。

飼い主さま:「せんせ、うちのカエル、掃除の最中、高いところから、
         跳んでしまって、それから、足がダランしてます。」
beltuno1.jpg

私:「それは大変だったでしょう。どれどれ(触診中)・・・。
   あっ・・・・、この子の大腿骨十中八九折れてますよ。
   とりあえず、レントゲン撮ってみましょう。」

レントゲン撮影カシャ♪
beltuno2.jpg
丸で囲ったところを、右側の足と比較してください。
ポッキリ、アイタタタッ。

私:「なんとかするというのであれば、手術しかないですね・・・・・。
   カエルにギプスは困難です・・・。
   手術も実際やってみないことには・・・・・・。」

飼い主様:「わかりました。ひとつ手術お願いします。」


ということで、これまた一般の人からすれば、不思議な?症例ですよね。
私的には、「カエル」と「骨折治療」は一応嫌いな分野ではありませんし・・・・。
「せーの、えいやっ」っと。

手術終わってレントゲンにて確認。
beltuno4.jpg
今回は骨髄内へ細い金属のピンを挿入しての整復を試みました。
何とか、まっすぐになりました。
うまくいけば2か月後にピンを抜いて元通りになるでしょう!

   

もしもしカメよ~♪

動物
04 /10 2009
今日は、おっきなカメさんの健康診断です。

カメさんもいろいろな病気になりますので、
日常からの健康チェックは欠かせません。
特にリクガメは結石を作りやすいのですので、
時折、レントゲン撮影をします。

15キロもあるカメさんです。
当院の女性スタッフに囲まれて、
レントゲン写真カシャ♪
カメさんもご満悦♪

kamesan1.jpg

一見すると、こんなおっきなカメさんと生活するのは
なんとも平和な感じで、楽しそう、と思われるかもしれません。
が、実際は大変なんですよ。
第一に、毎日キャベツ1個くらいはぺロリ!
おまけにオシッコやウンチの量が半端ないです。
一度に洗面器ひっくり返したくらいのオシッコをします。
ウンチも大型犬並み。

しかも・・・・・・。
トイレを覚えることはありません。
気のおもむくまま、そこらでしちゃいます。
耐えられますか??

って、対策があるんです、実は・・・・。
コレ!
kamesan2.jpg
大人用の使い捨てオムツを使用します!

本日もまた

カルテ
04 /09 2009
ガンネタです。
ワンパターンですみません。
こんなのが最近多くて・・・・。

10歳のウサギさんの頭のてっぺんにできてしまったガンです。
(手術のため、毛刈りしてあります)
線維肉腫という悪性腫瘍です。
見るからに醜いので、嫌な気持ちになるかもしれません。
そういう方は見ないでくださいね。
(ただ、これもまた現実に起こっていることです)

usagimass.jpg


10歳はもう寿命年齢です。
しかし、まだ元気だし、生きている限りは、
ガンは大きくなるだろうし、残る寿命をなんとか、
この腫瘍なしで生きて欲しいということで来院しました。


あらら、完全に皮下と固着しており、
腫瘍の境目が判らない状態でした。
これにメスを入れるとなると麻酔時間も術後のダメージも懸念されるところです。

しかし、安易な摘出は意味がありません。
頭の覆っている皮膚を丸ごと切除。
まともに縫合しようとしても皮が寄らないので。。。

首の皮膚を引っ張ってきて欠損した部分を覆いました。
usagimass2.jpg

1週間後には元気な姿で来院してくれました!
毛が生えれば元通りです。
よく耐えてくれました、うさちゃん♪

アリクイさんのランチタイム

動物
04 /06 2009
今年の1月18日にご紹介した
アリクイさんの入院の模様です。

あんなに顔が長いのに、すっごくおちょぼ口。
長い舌を使ってペロペロ♪
本当に面白いです。

これだから獣医は止められない!


クイズ、動物好きに聞きました♪

動物
04 /05 2009
昨日は、ちょいとヘビーだったので、
今日はカワイイネタでいきましょう。

さて問題です♪
このポケットの中には何が入っているのでしょーか?
ヒント、ポケットの網越しに何かつぶらな瞳が見えちゃったりしませんか?

common1.jpg


答え合わせです!
さあ、出てきてくださーい。
おチビちゃん達!




ジャーン♪
common2.jpg

おおおっ、可愛い!
コモンマーモセットの双子ちゃんです!

厳しい現実・・・。

カルテ
04 /04 2009
前回の「王蟲ネタ」は楽しかったですが、
はじめに言っておきますが、今日のネタは楽しくありません。
楽しさは毎日は続きません。それもまた人生。
ではいってみましょう!

高齢化は、長寿という意味では歓迎すべきことなのですが、
人間と同じように長生きするとそれだけ、
「ガン」の発生率が高くなります。

当院はさまざまな動物を診て、さまざまなガン症例が来院しますが、
今回は、その中でも、「極悪系ガン」に入る「扁平上皮ガン」のご紹介です。

扁平上皮ガンは、あらゆる動物のあらゆる部位に発生報告がありますが、
私の診療している動物では、プレーリードッグ(ジリス系)の
口腔内に多く発生が認められます。

初期の症状としては、
・口から少し出血する。
・何となくものを食べづらそうにする。
などといった「大したことのない」症状で来られます。

そういった子の口腔内を検査すると、歯ぐきや舌に、
赤いポチっとしたオデキが出来ています。
これが扁平上皮ガンの赤ちゃんなのです。

はじめはとても小さいので、飼い主さんもそれほど重要視しませんし、
プレちゃんは、たいてい大暴れするので、
無麻酔での検査も積極的には出来ません。

が・・・・、放っておくとアレヨアレヨという間に、
雨後のタケノコのごとく成長し、
顎骨を蝕み、巨大化します。
これが、このガンの怖いところです。

治療は、外科的切除をはじめ、抗がん剤、放射線療法、レーザー治療など
さまざまな試みがされていますが、特効的な決定打は確立されていません。
premass.jpg
口をあけたところです。舌の下脇に大きな扁平上皮ガンがあります。
こうなると、物を飲み込むこともままならなくなります。

これを外科的に切除するとなると、多量の出血は避けれらません。
術中の出血は、気道を塞ぐ可能性も高く、非常に慎重に行われます。
私の場合、気力と集中力を高め、「えいやっ」と。。。

premass2.jpg
なんとか、形にはなりました・・・・(汗)。

が、実はこれで全然、「完治」にはならないのです。
一見、「よさそう」ですが、微量に残っているガン細胞が再度成長し、
また、巨大な塊を作ります。
結果、「振り出しに戻る」ことがほとんどです。

なんとも受け入れがたいこの現実。
私にとっても、非常に辛い現実です。
医学の進歩を望まずにはいられません。

特別フードの開発

王蟲
04 /01 2009
巨大な菌類がはびこる腐海の生態系の頂点に君臨する「王蟲」。
しかし、飼育するのはとても難しいとされています。

まず、水槽内を王蟲に適した条件に設定しなければなりません。
少しでも温度、湿度が狂ってしまうと、
たちまち水槽内には、悪玉のカビがはびこり、
生体に好ましくない瘴気(しょうき)が発生し、王蟲も肺病を罹ってしまいます。
治療には抗真菌剤を投与しますが、なかなか反応せず、
あっけなく死亡します。

そんな難しい飼育環境も近年の技術の革新で、
超精密IC温湿度調整センサーと逆浸透膜フィルターを通したRO水を
使うことで比較的容易に湿度と菌類のバランスを保つことが可能になりました。

餌は一部の毒キノコしか食べないため、
毒キノコが採れない時期のために、冷凍しておいて与えます。
しかし、冷凍毒キノコは王蟲の嗜好性が大変悪く、
拒食することも少なくなく、結果、痩せ細って死んでしまうこともあります。
そして、この餌の問題が王蟲飼育、最大の壁と言われてきました。

しかし、今回、私と研究機関、大手フードメーカーの協力のもと、
「王蟲専用メンテナンスフード」の開発に成功しました。

oumu2.jpg

見てください、あれだけ神経質な王蟲が、
目の前で餌を食べにお皿に寄ってきています。
もう一匹が近づこうとしているのを、
眼を真っ赤にして威嚇しているようです。
よっぽど、この特別食が気に入ったようです。
私も開発のために時間をかけた甲斐があったと言うものです。





ところで・・・・・・。
今日は何月何日でしたっけ・・・・・。

田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。