今年は大変お世話になりました♪

未分類
12 /31 2008
今年は大変お世話になりました。
私はとてもアナログ人間なのですが、
試み的発想でこの「ブログ」を始めました。

当初、どこまで続けられるのか、
すぐに書けなくなるかも、と不安でしたが、
不定期といいつつも、1ヶ月に約20も更新できたことは、
自分にとってもこの上ない自信になりました。

皆様のおかけでなんとかここまで続けられました。
大変感謝しております。
継続は力なり、を信条にこれからも気力が続くまで
書きたいと思っております。

ここに来られる皆様のコメントは
動物を治すための私の大きな動力源になります。
常連の方もROMの方も、これからも宜しくお願い致します。

それでは、皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

                              田向健一

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【アマゾン河に沈む太陽】
六時に夜が明けて、六時に陽が沈む。
夜明けの雲は沈痛な壮烈をみたして輝き、
夕焼けの雲は燦欄たる壮烈さで炎上する。
そそりたつ積乱雲が陽の激情に侵されると
宮殿が燃えあがるのを見るようである。

金魚♪

カルテ
12 /28 2008
魚の病気は、''飼育水づくり''や''飼育センス''に
因るところが大きいため、
口で説明してもなかなか伝わるものではありません。
よって当院の診療科目に「魚」の看板は掲げていません。
が、時々、魚類の診療依頼が来ます。

もともと、私はコアな熱帯魚マニアで、
大学時代の「魚病学」の試験はいつも優秀な成績を
修めていたので(笑)、飼い主様の強いご希望がある場合には
診療を受けます。

飼い主様:「せんせ、うちの金魚が・・・・」
私:「どれどれ、ん・・・・・・・・・。」
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私:「お腹がパンパンですね。ちょっと調べましょう。」
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【超音波検査実施中】
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私:「この子のお腹の中には、大きな腫瘍があります。
   根治には外科的治療が必要です。
   手術は技術的に出来ないことは無いですが、
   しかし、今の状態はとても悪いので、あるいみ''賭け''に
   なってしまうかも知れません。」

飼い主様:「そうですか・・・・・・。では、手術は今のところはしない方向で考えます。」
私:「了解しました。
   とりあえずは、対処としてお腹に溜まった水だけ抜いておきますね。」



ということで、今回はいつものようなミラクル手術には
至りませんでした。
しかし、それも重要な選択ですし、飼い主様が納得するかたちが
一番いいと思っていますので、こういうこともあります。
無理に手術をして亡くなってしまっても意味がありません。
手術は、動物の状態、執刀医の腕前、飼い主様の強い気持ちが
ちゃんと一致しないとうまくいきません。

余りに空が

未分類
12 /26 2008
綺麗だったので写真をとりました。
文字通り、スカイブルー。

昨日、ひさびさに都会の喧騒から離れ、
外の空気を吸ってきました。
天気も良くて、心からリフレッシュ♪

本当は、テント張って、美味しいもの食べて、
お酒飲んでそのまま寝ちゃいたかったですが、
そうは問屋が卸さないのが開業医の定め。

今日に備えて夕方には撤退し帰ってきました。
おかげで今日もいい手術ができました!

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【撮影場所】神奈川県愛川町

メリークリスマス♪

カルテ
12 /24 2008
今夜は、どれくらいのケーキやシャンパンが
消費されるのでしょうね(笑)

当院は、もちろん通常診療ですので、
院長がサンタさんの格好をしたり、
看護婦さんがトナカイさんになっていたりましません。
いつもの毎日です。

で、本題。
スナネズミのお話。
本ブログ初登場。

最近、とたんに元気が無くなったとのことで来院。
様々な検査の結果、お腹の中に「しこり」を
発見しました。

身体も小さい上に、3歳という年齢(寿命は4年くらい)、
全身の状態も悪いことから、
お腹の中の腫瘍摘出は難しいとのお話をさせて
いただきました。
が、飼い主様の
「手術が成功すれば、あと少しは長生きできますよね。」
という強い意志のもとに、
私も逃げも隠れも出来ず、渾身の手術に踏み切りました。
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左右の卵巣ガンでした。
なんとか無事摘出できました。
これで、あと1年は頑張ってくれるでしょう。
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というわけで、今日はクリスマスイブですが、
気の利いたことは書けませんでした。


アマゾンシリーズ第9弾・釣りキチ

未分類
12 /23 2008
ネタがないので、
久々のアマゾンシリーズ。

私は、幼少より、魚釣りが好きで、
いつも釣竿をかついで、
自転車に乗っていたので、
ご近所さんからは、釣りキチ三平と呼ばれていました。

アマゾンにはご存知の通り、
無数の魚がいますので、
釣りをしないわけにもいきません。

で、何が釣れるかというと、
どこにもでも出没する、あのピラニアです。

見てくれは、コワモテですが、
引きは意外となよっちぃピラニア君です。
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釣れた魚は、自身で食べるのが原則。
採って食べる。人間の原点です。
アマゾンでも、ワサビと醤油は重宝しました。
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当院の待合室

カルテ
12 /22 2008
当院は、「動物病院」ですので、
人と暮らす動物のほとんどを診療しています。
予約制でもありませんので、
何かのタイミングで待合室が動物園みたくなってしまうことも。

が、嬉しいことに、当院の患者様は皆、
動物に対して優しく寛大で、
どんな風変わりな動物が待合に待っていても、
叫んだり、奇声を上げたりしません。

わんちゃんの飼い主様が、
「あら、おたくのカエルさんどうしたの?」とか
優しく声をかけ合ったりたりしています。

今日の病院待合でのひとこま。
「ねえ、ねえ、おとーたん、なによんでるの?」

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ハリハリ・トゲトゲ♪

動物
12 /21 2008
診療する動物は数あれど、
私が最も診療しにくいと感じる動物がいます。
それは、ハリネズミです。

なんせ、診察しようとしてもすぐに丸まってしまって、
生体情報を知るための重要ツール、
「視診」「触診」「聴診」が不可能になります。
こうなると、禅問答のようになります。
ひたすら待ち・・・・・。
やっと顔出したかと思うと、
またもや、ごらんの通り・・・・・・・。
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一瞬のスキを突いて、いざ顔色を伺うと・・・・。
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なんと、あざ笑っているではありませんか!

身勝手な話。

動物
12 /20 2008
アライグマのイメージはどんなですか?
アライグマというと、瞬間的に「ラスカル」を
思い出す方がほとんどでしょう。

あの「アライグマ・ラスカル」によって
アライグマは全国区になりましたが、
今や彼らは厄介者になっています。

アライグマは、小さなときはよく人に懐き
かわいいのですが、大人になると乱暴物になり
手に負えなくなります。
よって、興味本位で飼い始めた人は、
野外へ放逐します。

それが野外で繁殖して、畑や家屋を荒らす
特定外来生物、害獣という物々しいレッテルを貼られています。

どれも、これも、興味本位で飼った人間が悪いのですが、
いまや、アライグマが悪いの一点張り。

この子も、手に負えなくなり、
危ないので、牙を切ってほしいとのことで来院。
歯科用カッターで牙を切断し、神経を抜いて、セメントをつめます。
これとて、本人は嬉しくない処置ですよね。
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イグアナの卵詰まり♪

カルテ
12 /17 2008
マニアック手術シリーズ。
ちょっと昔、イグアナってはやりましたよね。
なんか、ドラマもあったような気が・・・。
で、イグアナの患者さま。

飼い主様:「せんせ、この子、太郎というのですが、
       お腹がパンパンです。ご飯食べません・・・・・。」

私:「確かに、お腹パンパンですね。
   奥さま、太郎君ですが、女の子ってことはないですか?」

飼い主様:「えっ・・・・・。男の子の予定なのですが・・・・。」

私:「太郎君は女の子です。
   恐らく卵がお腹の中に一杯でご飯食べれないのです。
   いわゆる、小鳥さんがよく起こす、卵詰まりでしょう。
   今後も起こす可能性があるので、手術がいいですよ。」

飼い主様:「了解しました。」

全身麻酔下での手術です。
ちゃんと、心電図などの生体管理モニターを装着しての本格派です。
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開腹手術をすると、卵、出るは出るわで、
数を数えてられませんでした。
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全て摘出後、お腹はペッタンコになりました。
これで、お腹もすっきりして、元気になります。
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ラフレシア♪

植物
12 /16 2008
世界最大の花をご存知ですか?

知る人ぞ知る「ラフレシア」。
あまりの奇怪な容姿に人食い花と信じられていた
時代もありました。
大きなものでは、直径1メートルにもなります。

葉っぱはなく、花だけがジャングルの林床に忽然と現れ、
腐肉のニオイを出してある種のハエをおびきよせ、
受粉させると言われています。
また、ブドウ科のツル植物にのみ寄生する寄生植物であり、
そのような、微妙な環境を要求するので、
人工的な環境では、殆ど栽培は不可能とされています。

いや~マニアック過ぎました。
スミマセン。

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ピグミースローロリス♪

動物
12 /15 2008
東南アジア出身の原猿のピグミースローロリス。
8月29日に紹介した本家スローロリスの
半分くらいの大きさにしかならないので、
ピグミーと呼ばれます。

時折、診察に来ますが、
いつも、寝起きみたいなまん丸お眼目が
とってもキュートで
母性?をかき立てられ思わず私も飼育したくなります。

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皮膚腫瘍の摘出

カルテ
12 /14 2008
わんちゃんの足(くるぶし辺り)
に出来た腫瘍(ガン)のお話です。
これから出てくる写真は、
気持ち悪いものが含まれますので、
その手が弱い方は、
ご覧にならないでください。

「肥満細胞腫」という腫瘍です。
数ある腫瘍の中でもすぐに再発や転移をしやすい、
場合によっては、足を切断する「断脚」という方法を
とらないといけない「極悪」の部類にはいる腫瘍です。

肥満、とついていますので、
太っているとなる、とか、脂肪と関係していると
思われますが、関係ありません。

2センチくらいのしこりが足の横に出来ましたが、
極悪のため、腫瘍自体より、かなり大きく組織を切らなければなりません。
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アキレス腱や太い血管をよけながら、
腫瘍細胞を残さないように最大限切り取ります。
しかし、その後、穴が大きいため、
皮膚の貼りあわせが出来なくなるので、
太ももの皮膚を切って移動します。

MCT2.jpg

手術終了です。
ギザギザした縫い後が痛々しいですが、
1ヶ月もすれば、毛も生えてきて、
傷跡も分らなくなります。

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体の表面に出来た腫瘍を単に取るだけはとても簡単です。
傷口が小さいほうが医師の腕が良い、上手い、と思われがちですが、
腫瘍外科に限って言えば、必ずしもそうは言えません。
「ちゃんと取る」ということが一番重要です。
再発したら、意味がありません。



愛の力!

動物
12 /13 2008
ここは東京。
世界でも有数のペット大国。

ということで、こんなペットちゃんが来院することも。
オオトカゲです。
飼い主様は、女性の方で、
この子が、30センチくらいのチビッ子の
時から一緒に暮らしてきました。

見てくれは巨大、凶暴そのものですが、
実際には、人間の言葉を理解するほど頭が良く、
また、抱っこが大好きな甘えん坊さんです。

どんな動物でも、深い愛情をもって接すると、
必ず、ちゃんと応えてくれます。
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ブルーテールモニター (Varanus doreanus

結石シリーズ??

カルテ
12 /10 2008
ますます寒くなってきました。
動物病院に働いていると、
発生する病気で季節を知ることができます。
冬の風物詩は、オスねこちゃんのオシッコ詰まり。
(ためしに、近所の獣医さんに聞いてみてください。
「せんせ、冬の病気の風物詩は?」って。必ずや、「オス猫の・・・」と。)

この病気は、
オシッコに細かい砂の結晶が出来て、
オスの細い尿道に詰まってしまう病気です。

この子も、昨夜から、トイレにこもったきり出てこないということで来院。
触診すると膀胱がパンパンに。
案の定、オシッコ詰まっちゃっていました。
エリザベスカラーをして、おちんちんにカテーテル入れて、排尿中。
ちょっと不機嫌です。
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カテーテルより、大量の尿が出て、はぁ、すっきり♪
少し機嫌が戻りました!
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アマゾンシリーズ第8弾:お猿さん

未分類
12 /08 2008
安宿(ヘビ皮の宿:11月9日ログ参照)に泊まったとき、
そこにあった自転車のハンドルにくっついていたおサルさんです。

おサルさんと言っても、
小さい「タマリン」という仲間の一種で、
これはムネアカタマリンといいます。

胸の部分の毛が赤色で、
白い口ひげが特徴です。
野生では集団で生活して、
果実や昆虫を食べています。

一見とても可愛いような、
しかし、よく見ると誰かに似ているような・・・・。


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ムネアカタマリン【Saguinus labiatus


チンチラの結石症

カルテ
12 /07 2008
いつも心がけていることですが、
ありきたりのことを書いても、
わざわざここへ足を運んでくれてる方に申し訳ないので、
飼っている動物種が全然違う方も、これを読んで、「へぇ~」「そうなんだ~」と思えて、
もちろん、同じ動物種を飼われている方には有用で正しい情報提供を、をモットーに。

ネタが見つからないときは、myマシンの中の写真から
ピックアップして症例紹介です。

チンチラの患者様:
「せんせ、この子、オシッコするとき、力んで痛そうにしています。
 しかも、しょっちゅうオシッコをする仕草をします。」

私:「どれどれ、そういう症状は、膀胱炎や膀胱結石が多いです。
   まず、レントゲンを撮らせてください。」

カシャ♪

現像してみると・・・・・・。
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私:「あ、膀胱に結石が出来ています。
   排尿時の痛みの原因はこれでしょう」

(手術中写真)
結石を取り出し、膀胱を縫い終わったところ。2針縫いました。
chinchila2.jpg

手術終了直後。取り出した結石とともに。
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まだ、麻酔から覚めかけている最中で痛々しいですね。
ご安心下さい。3日後には元気一杯で退院しました。

小動物の外科は、
早めの対処を行えば、
多くの方々が考えるほど、
手術のリスクは高くありません。

いろいろ悩んで後手後手に回ると、
手術の成功率はグッと下がります。
早めの診断、的確な治療がカギです。


【チンチラの膀胱結石】
ウサギと比較して発生は少ないが、ないこともない。
結石の主成分はカルシウムで、食事中のカルシウムの関与が
考えられるが、正確なことはわかっていない。

でんちゃんサンタ♪

未分類
12 /06 2008
こんばんは でんです。

ことしも あとすこし。

いんちょうが さんたさんに へんしんさせてくれました。

きょねんは となかいだったので すこし れべるあっぷです。

おひげも にあって いるでしょ。
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たんぽぽ♪

植物
12 /05 2008
すいぶん寒くなりましたね。
街行くひともコートを羽織って、
文字通り、背中を丸め、足早に過ぎていきます。

昨日、多摩川の河川敷に出かけたときに、
一足も二足も早い春を見つけました。
今日も雨降りで寒いですが、
ホッと心の和む温もりを提供します!

どんなに忙しくても自然に眼を向ける余裕さが欲しいですね♪

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アマゾンの想い出シリーズ7.インコ

未分類
12 /02 2008
動物園でもおなじみコンゴウインコです。
いかにも南国ちっくな色彩で、
見るものの心をエキゾチックで幸せな気持ちにさせてくます。

子供時代から近くにこんな鳥さんがいる世界
に育ったらどんなものでしょう。
お腹が空けば、目の前に釣り糸を垂らせば
おかずには不自由しません。

豊饒の大地で生活してこそ、
陽気でルーズなラテン気質が育つのでしょう。

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コンゴウインコ(Ara macao
インコ科最大の鳥。寿命は長く、50年とも60年とも言われる。
一夫一妻で生涯つれ添うほど愛情深く、飼育下でも、
飼い主との非常に強い絆が生まれる。精神的に満たされないと
毛引き症などの原因ともなる。


オオタニワタリ♪

植物
12 /01 2008
シダ植物のオオタニワタリといいます。
単にタニワタリとも呼びます。

日本では沖縄地方に自生しています。
基本的に着生植物で土のないところでも育ちます。
主に他の植物の木の幹にくっついたり、
石垣にくっついたりして成長します。

養分は土から得ずに、漏斗状に葉を広げて、
落ちてくる木の葉を受け止めて、
それを自身が成長するための養分にします。

見た目は普通の植物ですが、
案外マニアックな生態でなので
世の中にはタニワタリファンが沢山います。


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田向健一

動物病院の院長をやっています。
ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギからピットブルまで、外科も内科、眼科も歯科も行います。
動物、植物を含め、命あるものが大好きです。