想い出

動物
07 /22 2008
ゼブラ・タイガー・キャットというナマズです。
シマジロウといいます。
病院待合の、二段水槽下段に鎮座しております。

ナマズのくせして、シマシマ模様で私なりに綺麗とおもうのですが、
いかんせん、動かない。

水槽上段のアロワナに視線を取られ、患者さんからの反応はほとんどなしの、ナマズ君です。
しかし、病院が終わり静かになった深夜、彼は、ものすごいスピードで水槽内を泳ぎます!

zebracat.jpg

彼の故郷は、大アマゾン河の
その支流、マディラ川の「チオトニオの滝」という人里はなれた秘境です。

このナマズくん、私が、熱帯魚を始めた20年前、まだ日本未輸入、幻のナマズでした。
生息地が限られており、神経質な性格で輸送が困難という理由からでした。
近年、新たな生息地の発見と、輸送技術の発達で、遠く日本の裏側よりボチボチ空輸されるようになってきました。
それでも、まだまだ希少ナマズです。

本当に幻だった頃、14年前、私は彼に会いたくて、「チオトニオの滝」まで行ったことがありました。
tiotoniofall.jpg

滝というより、濁流、激流のチオトニオ。
ここまで行くには大変苦労したのですが、残念ながら彼には逢えませんでした。

この激流の中を猛ダッシュで移動するため、
頭部は扁平に水抵抗を減らすため身体は流線型に進化したのです。

「インドの狂虎」がタイガー・ジェット・シンならば、
「チオトニオの猛虎」ゼブラ・タイガー・キャットといえるでしょう。

私にとって、いろんな想いが一杯詰まっているナマズ君です。






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田向健一

動物病院の院長をやっていますが、小さなクリニックの院長です。ペットの病気のことならたいていのことはこなしています。
カメやウサギから50㌔のピットブルまで、外科も内科も行います。動物、植物を含め、命あるものが大好きです。

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